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Q&A

みなさまからよくいただく質問にお答えします。

1) 牛乳パックが紙からできているのに、中身がもれないのはなぜですか?

牛乳の容器に使われている原料の紙そのものが強度を保つよう工夫されています。針葉樹から作られる紙には紙を強くする性質が、広葉樹から作られる紙には表面をなめらかにする性質があり、牛乳パックはこれがミックスされています。また、紙だけではなく、紙の両面に薄いポリエチレンがコーティングされた構造になっています。ポリエチレンは水に強いプラスチックの一種で、食品の容器に使用することが認められている安全な素材です。これが容器の外から有害な菌が入ってくるのを防ぎ、容器の中身が外にもれないようガードしています。

2) 紙容器の内側が銀色になっているものがありますが、なんですか?

銀色に見えるのはアルミ箔です。アルミ箔のついた紙容器はアセプティック(無菌)技術によって、飲み物に瞬間的に熱をかけて滅菌し、無菌の環境下で充填された製品です。アルミ箔は中身の飲料に悪影響を与える光や酸素を遮る性質があり、中身のおいしさを長期間にわたりしっかり守ります。

3) いつごろ、どうして紙容器は生まれたのですか?

紙容器ができる前はガラス瓶や缶などの容器が主に使われていましたが、産業の発展とともにたくさんの製品を運ぶ必要が出てきました。おいしさや品質を守りながら軽くて扱いやすく、経済的な容器が求められ、そうした時代に登場したのが紙容器です。1937年にアメリカで現在の屋根型容器の原型が誕生し、1952年にスウェーデンのテトラパック社が、世界初の四面体の牛乳用紙容器(三角パック)を開発しました。そのユニークな形状や充填方法により世界中に広がり、日本では1956年に初めて紹介されました。紙容器は軽くて持ち運びやすいうえに、容器の外側にたくさんの情報を印刷できるという長所を持っており、今では私たちの生活に欠かせないものとなっています。

4) 紙容器の屋根型とレンガ型の容器の違いはなんですか?

・屋根型容器は、紙にポリエチレンがコーティングされ、印刷をして、牛乳パックの容器の形にうちぬいてたたまれます。その形状のまま乳業メーカーに運ばれ四角い筒の形にされ、底の部分に熱を加えて接着します。中身を上から充填し、屋根の部分を折りたたんで熱で接着します。

・レンガ型容器は、紙に印刷され、ロール状に巻かれて飲料メーカーに運ばれます。飲料工場で、一枚の紙を長い筒にしながら中身を連続的に充填し、その後で筒の上下を閉じて切り離し、最後に角を折ってレンガ型にします。

5) 紙容器の紙は、どこからやってくるのですか?

液体を包むためには、十分な強度が求められます。これに適しているのが、北米や北欧で計画的に管理された森林から生まれた針葉樹です。木は育つときにはCO2を吸収し酸素を吐き出すため、地球温暖化を防ぎ、森林に蓄えられた水が川から海に注がれることで魚などの生き物も育てられます。森林はきちんと管理することによっていろいろな恵みをもたらしてくれます。
 

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