豆乳に含まれる「イソフラボン」の効能

畑の肉と言われる大豆の優れたところを手軽にとれるとあって、発売以来、国内外を問わず健康食品として注目を集めてきた豆乳。大豆に含まれる成分の新たな効能も解明され、特に女性の強い味方として注目されています。 

 

脚光を浴びる豆乳の健康成分

大豆を原料とした食品の中でも、豆乳はタンパク質の消化率が最も高く、ビタミン、ミネラル類、不飽和脂肪酸をはじめ、さまざまな微量成分を含んでいます。その中でもにわかに注目を集めているのが、「イソフラボン」という成分。日本人をはじめ、大豆を昔から食べていたアジア人に、乳ガンや前立腺ガンなど、ホルモン依存性のガンが統計的に少ないことから、大豆が着目され、研究が進められてきました。その結果、大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンと同じような作用があることが判明。国内やアメリカをはじめとする海外の研究により、骨からのカルシウムの流出を防いで骨粗鬆症の予防に高い効果があるほか、乳ガンや更年期障害などに有効であることがわかりました。(イソフラボンに関しては現在、食品安全委員会では、新開発食品専門調査会において、大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価について審議中です。) また、それ以外にも、良質の植物性タンパク質である大豆たん白とリノール酸には、血中のコレステロール値を下げる作用があり、実際にコレステロール値の高い人が毎日1本ずつの豆乳を4週間飲み続けたところ、コレステロール値が下がったという臨床による試験結果も報告されています。

 

毎日飲み続けることが大切

体質改善、健康維持のためには、毎日飲む習慣を身につけることが好ましいとされています。豆乳には牛乳にはない良さが、逆に牛乳には豆乳にはない良さがあり、牛乳と豆乳の併用により、お互いの長所を高め合い、効果的に生活習慣病予防につながるともいわれています。飲みやすさの点でも改善され、大豆独特の青臭さを取り去る技術も開発されて、「最近の豆乳はくせもなくさらりとしていておいしくなった」との声も聞かれます。フレーバーも従来のフルーツ味に、ココア、抹茶、ごま、麦芽、発酵豆乳、ヨーグルトなど健康志向を強調した製品が加わり、豆乳人気を後押しするかたちに。豆乳のユーザーは40代以上の中高年齢層が中心ですが、栄養バランスに優れているところから妊産婦に、肥満を防ぐ効果から若い女性にダイエット食品としても注目されています。また、昨今非常に増えてきている卵・魚介類・乳製品アレルギーの人にとっては、貴重なタンパク質の補給源にもなっているようです。

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