2020-01-10
ノルウェー

カスタマイズが Tine 社の鍵 

ストーリーの概要 

テトラパックはノルウェーの乳業メーカーである Tine 社と緊密に連携してベルゲンの最先端工場に充填装置を提供してきました。戦略的サード パーティー サプライヤーの Elettric80 社やローカル サプライヤーの AMC 社との緊密なパートナーシップを通し、新しいテトラパックの充填ライン、AMC ロールコンテナ処理システム、カスタマイズされたロジスティック ソリューション、完全な倉庫管理サービスを Tine 社に提供しました。

Tine 社について

1856 年創業の Tine 社はノルウェー乳業界の代名詞です。 約 20 年前に独占権を喪失しましたが、現在も市場における支配的な地位を維持しています。 同社には次の 3 つの異なった役割があります。 すなわち、ノルウェーのすべての農家から牛乳を収集する義務のある市場規制機関、11,400 の農家と 9,000 の協同農場を所有して高い成長を誇る乳製品共同組合、商業サプライヤーの 3 つです。 また、Tine 社は、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、スウェーデンにわたって国際的な存在感も確立しています。

Tine 社の工場

Tine 社とテトラパック: 信頼の上に築かれた関係 

Tine 社とテトラパックは長年にわたってパートナーシップを育んでいます。 Tine 社は包材の約 50% をテトラパックから購入し、さまざまなサイズの、テトラ・プリズマ®アセプティック容器テトラ・ブリック®アセプティック容器およびテトラ・レックス®容器を利用しています。両社の関係は、市場における Tine 社の地位が変化するにつれて進化してきました。現在では、Tine 社の最先端の新しいベルゲン工場で行われた共同作業のような新しい技術とイノベーションに大きな重点が置かれています。 

変化する市場、老朽化するインフラ

独占権を失って以来、Tine 社は主力製品である牛乳の需要減少と、ベルゲンを拠点とする 2000 年設立の Q Dairies 社などの積極的で急速に展開する競合他社との競争の激化という 2 つの脅威にさらされてきました。牛乳市場における Tine 社のシェアはわずかに 70% を超える程度です。 また、インフラの老朽化という課題もありましたが、その一部はもはや目的に適わないものになっていました。 ベルゲン工場はその好例でした。スペースに余裕がない上に多くの古い建物で分散して生産が行われ、ワークフローの効率が悪くなっていました。

最先端の新工場

2017 年 8 月、Tine 社はベルゲン南部の更地に新工場の建設を開始しました。この施設は 18,000 m2 の広さで、北欧で最も効率と持続可能性の高い製酪場を目指しています。 充填ラインは 4 つあり、そのうちの 3 つでテトラパックの装置が使用されています。毎年約 3,600 万リットルの乳製品と 570 万リットルの果汁が生産されています。 

テトラパックは、充填ライン、ライン接続機器、および最終製品区域の一括請負サプライヤーの機能を果たしました。 供給した充填装置は、3 台の テトラパック® TR/27 充填機、3 台のテトラパック® アキュムレーター へリックス 30、および工場の自動化および障害ロギングシステム、カスタマイズされたテトラパック® プラントマスターです。 また、カスタマイズされた 6 台のレーザー誘導車両 (LGV) を供給した Elettric80 社や、ブルートレイ処理および容器注入用機器を供給した AMC 社との取り次ぎや関係維持も担当しました。

「ワンストップ ショップ」の役割を務めたことに加えて、Tine 社のニーズに正確に捉えて機器をカスタマイズできたことはテトラパックの協力が非常に魅力的かつ不可欠になった大きな要因です。 たとえば、LGV は一般的なパレットではなくロールコンテナを処理できるようにカスタマイズされました。これは乳業界で初めてのことです。Tetra Pak PlantMaster の制御する車両は充填されたロールコンテナを収集して冷凍庫に運びます。 そこで、特別に設計された傾斜付きのフロアを容器が滞りなく転がって重力レーンの所定の位置にセットされます。これで効率が最大化します。

操業の合理化

ベルゲン工場は 2019 年 7 月 30 日に操業を開始し、ラインの統合を含め、新しい設備がすでに大幅な効率上のメリットを生み出しています。Tetra Pak PlantMaster を活用することで工場が完全に自動化されて人為的ミスによる生産停止のリスクはほぼ皆無になりました。 成果に対するフィードバックがシステムによって間断なく提供されるので、早期に問題を特定してタイムリーに対処できます。 注文ごとの完全なトレーサビリティーとトラッキングを実現しており、同時に、充填ラインは製品ロスと廃棄物のレベルを非常に低く抑えながら目標の 96% を超える効率で稼動し、高い精度を達成しています。これは、Tine 社の目標である高効率の工場操業にあらゆる意味で対応しています。このシステムは必要に応じて拡大または縮小することができ、長く使い続けられるようになっています。 そして、6 台の LGV を使用することで以前の工場よりも大幅に柔軟性が高まっています。

成功の要因

テトラパックは真のイノベーションをもたらし、Tine 社固有のニーズに対応するソリューションにカスタマイズすることができました。これはノルウェーで最初の Tetra Pak PlantMaster の設置事例の 1 つです。 しかし、おそらく、当社の協力の最も魅力的な点は幅広い内容に対応したことでしょう。それが可能だったのは、戦略的パートナーと強力な協力関係があったこととソリューション全体で単一の窓口を設けることができたからです。

お客様からの声

「テトラパックと同社のパートナー会社のおかげで素晴らしい工場オートメーションが実現しました。 さらに、革新的で柔軟な上に長期にわたって使用できるソリューションも手に入れることができました。北ヨーロッパで最も持続可能性が高く効率的な製酪場を構築するという当社の目標に近づきつつあります。」
Mårten Haukjem、乳製品マネージャー、TINE Meieriet Bergen

Tine 社のロゴ

Tine 社の数字情報:

5,355 名の従業員

23 億ユーロ 年間営業収益

31 ノルウェーの生産拠点

牛乳のマーケット・シェア: 約 70%