テトラパックと Gayatri Paper Mill 社はポリアルの最終市場の拡大で連携しています。

2016 年にテトラパックが行った Gayatri Paper Mill 社のポリアル1ペレット加工の専用ラインへの投資は、インドにおけるポリアルのリサイクル業務を推進する重要な節目になりました。 それ以来、施設は稼働を続け良質なペレットを製造しています。また、革新的な最終用途の開発も続けられています。

背景と取り組み - ポリアルの現地市場を構築

ポリアルリサイクルは、地元でポリアルを最終的に活用するための用途を探すという課題に直面していました。 画期的なソリューションを模索するニーズとプラスチックメーカーとの連携が、ポリアルの要素を融合させる画期的な開発につなげがりました。

テトラパックと Gayatri Paper Mill 社の連携の最初の課題は、リサイクルされたポリアル素材の地元におけるエンドマーケットを拡大することでした。 最先端のペレット化ラインに投資することにより、ポリアルで作られた製品を開発し商品化することを目指しました。

施設内のポリアルペレット加工ライン

画像: Gayatri Paper Mill 社のポリアルペレット化専用ライン

結果 - リサイクル材の新たな可能性

Gayatri Paper Mill 社のポリアルペレット化専用ラインは、様々な用途に向けた最高品質のペレットを製造できます。 地元のプラスチック射出成型企業との試作により、ポリアルをポリプロピレンや高密度ポリエチレン(HDPE)と混合するなどの画期的なソリューションが見つかりました。

ポリアルとその他のポリマーの混合という画期的なアプローチは、既存の製品にポリアルを取り込むというこれまでにない可能性を切り開きました。 リサイクル材から付加価値のある製品を作り出すことで、これは廃棄物の削減だけでなく循環型経済2にも貢献しました。

ポリアルの要素を他の素材と融合させることにより、リターナブルパレットや店頭の陳列スタンドが製造されました。 これらの製品は、地元の小売店で人気を集め、販促の効果やこれまでの製品棚のあり方に影響を与えています。

今後の展望 - 需要の拡大、イノベーションの推進

ポリアルペレット加工ラインの成功と革新的な製品の需要拡大で、Gayatri Paper Mill 社は、ポリアルの最終用途の可能性を求めて探求を続けています。 テトラパックと Gayatri Paper Mill 社の連携は、イノベーションの力の証です。

ポリアル製品

画像: 様々な最終製品に生まれ変わることができる最高品質のポリアルペレット

1 紙容器の繊維以外の成分はポリアルとして知られていますが、それは、アセプティック紙容器内の食品内容物を保護する酸素と湿気に対するバリアとして使用される、ポリオレフィンとアルミニウムの層を指します。

2循環型経済とは、リサイクル、再利用、堆肥化などのプロセスを通じて、物質が廃棄物になることなく循環し続けるシステムのことです。 限りある資源の消費から経済活動を切り離すことで、環境問題に取り組んでいます。 出典: Ellenmacarthurfoundation.org, 循環型経済とは ?

所在地
南アフリカ

関係企業
Gayatri

テトラパックへのお問い合わせ先
Agripa.Munyai@tetrapak.com