2020-07-06
タイ

リサイクルを通して避難所を提供してきた 10 年間

紙容器の回収とリサイクルを支援しながら被災した人々をサポートするタイのグリーンルーフプロジェクトが 10 周年を迎えます。

グリーン ルーフ プロジェクト、リサイクルをする子どもたち

このプロジェクトは、回収した使用済みの紙容器をダンボール製の屋根シートに加工して、Princess Pa Foundation (タイ赤十字社の一部) に提供しています。このシートは洪水や自然災害の被害者のための住居や避難所の建設に利用されています。このように紙容器をリサイクルするのは、タイで初めての試みでした。現在までに約 2 億 2,500 万個の使用済み紙容器がリサイクルされ、20 を超える県で 65,000 以上の屋根シートが設置されています。

 このプロジェクトは、紙容器を文房具やノートにリサイクルしてタイ全土の学校に送ったリサイクルキャンペーンから発想を得ています。 文房具へのリサイクルキャンペーンが好評だったため、より大掛かりな大衆参加型のリサイクルプロジェクトも成功する判断しグリーンルーフキャンペーンが誕生しました。 2010 年にプロジェクトが開始された当初は 3 年間の予定でしたが、大きな反響がありその後何度も延長されています。

 テトラパックはこのキャンペーンの立ち上げに携わり、参加するすべての組織とパートナーシップを締結しました。 提携先は Princess Pa Foundation だけではありません。大型スーパーマーケット チェーンの Big C Supercenter (タイの大手小売業者の 1 つ) は、店舗でこのキャンペーンを推進し、すべての出口に消費者向けの紙容器回収場所を設置しています。 その他に、メディア企業の TV 360、Fiber Pattana が運営する飲料用紙容器リサイクルセンター、天然資源環境省の環境品質推進部とも提携しています。

 このキャンペーンの Facebook フォロワー数は 57,000 人を超えています。また、全国約 2,500 人のグリーンルーフボランティアがネットワークを作り、地域社会、学校、オフィスでの使用済み紙容器の回収と紙容器リサイクルの促進に協力しています。

現在のプロジェクトは 2019 年 7 月から 2022 年 6 月までの第 4 期にあたり、これからも成長と発展を続けていきます。 回収量が増え続け、そのために新しい回収場所が開設されています。また認知度をさらに高めるための新しいロードショーも計画されています。