Red Reciclo: コロンビアで循環型経済を促進し廃棄物管理を改善するコラボレーション


スペイン語で「リサイクル ネットワーク」を意味する Red Reciclo は、持続可能な廃棄物管理に取り組む 14 社のコラボレーションです。 テトラパック、Postobón、Nestlé、Sistema Coca-Cola、Bavaria、Carvajal Empaques がこの連合のメンバーです。


背景と取り組み - コロンビアにおける循環型経済に向けた連携

このコラボレーションには、2018 年の 1407 決議、コロンビアにおけるプラスチックおよび容器包装に関する法律、特に容器および容器包装の拡大メーカー責任、2020 年の 1342 改正、ビニール袋の使用の規制の実施を促進するという共通の目的があります。 これらの決議を受け入れることにより、Red Reciclo は、廃棄物が貴重な資源として扱われる循環型経済へとコロンビアを導くために努力しています。

リサイクル情報フォルダを持つ手

画像:Red Reciclo のパンフレット

Red Reciclo の管理は、テトラパックが創設メンバーである重要な組織、CEMPRE(Compromiso Empresarial por el Reciclaje または Corporate Commitment to Recycling)に委託されています。 この取り組みは、段ボール、紙、紙容器、プラスチック、ガラス、金属などの様々な素材の回収チェーンを強化する上で極めて重要です。

結果 - 回収業者の待遇改善による回収の強化

Red Reciclo は、コロンビアの先進的な企業 14 社の取り組みを統合する強力なソリューションとして発足しました。 このパートナーシップの核心となる目的は、持続可能な実践の促進と循環型経済の原則の推進です。 ごみの適切な廃棄に関する消費者教育と回収インフラの強化に重点を置くことで、Red Reciclo は、廃棄物管理の堅牢なエコシステムの構築を目指しています。

この計画には、回収業者とリサイクル業者の待遇を改善するための様々なプロジェクトやプログラムが含まれています。 Red Reciclo は、利用可能な材料を変換センターまたはリサイクル センターに移動させるための持続可能なロジスティックスキームを実装しています。 またこの取り組みは、リサイクルプロセスの可視化を確保するトレーサビリティを含め、効率の良い回収チェーンのための情報システムの強化にも投資しています。

2020 年のパイロット段階で、Red Reciclo は 58,336 トンの使用済み廃棄物を管理することでその可能性を実証しました。 多くのプログラムやプロジェクトを統合したこの共同計画は、実際にリサイクルを中心とした経済を構築します。 この取り組みは、大量の廃棄物を管理するだけでなく、持続可能な廃棄物管理の実践に対する意識の向上にも貢献しました。

パイロット段階の後、コロンビア全土にわたる 38 の取り組みの展開、9,000 人以上の回収業者の関与、約 62 万 2,000 トンの廃棄物管理など、Red Reciclo は大きく前進しました。

今後の展望 - 共同の取り組みを通し拡大を継続

これらの共同の取り組みにより、持続可能な廃棄物管理実践の範囲が大幅に拡大し、地域社会と環境に良い影響を与えています。

Red Reciclo の構想は、これまでの成功した取り組みを継続し、改善して、コロンビア全土の多くの自治体に同じような活動を展開することです。 Red Reciclo は、産業界、政府、教育関係者と協力しながら、全国の循環経済の発展を支援し、2030 年までこの取り組みを続ける予定です。

所在地
コロンビア

関係企業
Coca-Cola、Nestle、Postobon、Cempre

テトラパックのお問い合わせ先
Monica.Montes@tetrapak.com