テトラパック® ホモゲナイザー 500 は、業界最小の総所有コストをどのように実現しているのでしょうか?

新しいテトラパック® ホモゲナイザー 500 は、飲料および乳製品の均質化プロセスにおいて、業界で最も低い総所有コストを実現します。 テトラパックの効率のよいホモゲナイザーと組み合せることで、ホモゲナイザー 500 の高い処理能力により、均質化プロセスでのスケールメリットや市場最高の均質化効率、最小の操業コストが現実のものになります。

高い処理能力とスケールメリット

テトラパック® ホモゲナイザー 500 は、毎時最大 63,600 リットルを処理することができます。この処理能力は、テトラパックのホモゲナイザーの中でも最大で、業界でも最高の容量を誇ります。 この高い処理能力のホモゲナイザーのスケールメリットにより、メーカーは製造能力を増加し、各製品のリッターあたりのコストを削減しながらより多くの製品を製造できます。 これにより、メーカーは 2 つの小型ホモゲナイザーではなく、1 つの大型ホモゲナイザーを使用して、今日および将来の需要を満たすことができます。

低い圧力で最大の均質化効率

高い処理能力と極めて効率的な均質化装置により、テトラパック ホモゲナイザー 500 は、従来のホモゲナイザーより低い圧力で最適な製品特性(飲料の最適な粘度と乳製品の最適な NIZO 値)を乳業メーカーに提供しています。  

スウェーデンのルンド大学との共同研究で開発された HD 100 多目的均質化装置では、機械的に最適な安定性と一貫したギャップの高さを実現するために、油圧による操作が採用されています。 装置の形状により従来の装置と比較し、低い圧力で高い均質化効率を達成しています。 乳製品の均質化では、HD EnergyIQ 均質化装置によって、チルド牛乳 1,000 リットルあたりわずか 0.3 kW しか消費せず、さらにエネルギー消費量を低減しています。

HD100 と HD EnergyIQ は低い圧力に対応しているため、製品を過剰に均質化したり均質化が不足したりすることなしで、お客様はテトラパックのエキスパートと一緒に目標とする結果を得るための最適な圧力を設定できます。 過剰な均質化はよくある問題ですが、圧力の最適化により即座にコスト削減に結び付く大きなきっかけを得ることができます。

光熱費消費を最小限に

圧力を低減すると、エネルギーコストも大幅に低減されます。 HD 100 装置は、殺菌乳用の従来の設計と比較しエネルギー消費量を 30% 削減します。 また HD EnergyIQ では、チルド牛乳の均質化で 90 バールの圧力を使用すると、1,000 リットルあたりわずか 0.3 kW しか消費しません。 これは、投資額に対してより高い生産量が得られることを意味します。別の言い方をすればリッターあたりの投資額が少なくなります。 

さらに、ホモゲナイザーは、高温凝縮水アセプティックバリアと直列冷却システムを装備し、蒸気の消費量が 70%、冷却水消費量が 80% 削減されます。 自動切換バルブは、CIP 洗浄での蒸気と水消費量を低減します。 また、機械の制御装置によって冷却水の使用も制限されます。

これらすべての積み重ねが、運用コストと環境への影響を大幅に削減し、業界で最も低い総所有コストを実現しています。