目的が原動力

持続可能性へのテトラパックのアプローチは、「どこでも食品を安全に入手できるようにすることを約束しています。そして『PROTECTS WHAT'S GOOD(大切なものを包んでいます)』をモットーに食品、人々、地球を守ります」という目的によって具現化されています。


テトラパックの目的は、ビジネス上の意思決定を導き、従業員を団結させ、私たちのイノベーションの原動力であり続けます。 これは、テトラパックの戦略 2030 とその品質、持続可能性、統合と最適化、イノベーションの 4 つの柱の中心です。

持続可能性に対するテトラパックのアプローチでは、ステークホルダーの期待と、業界にとって最も重要な環境、社会、ガバナンス(ESG)のトピックが考慮されています。 テトラパックの持続可能性アプローチの中心として、テトラパックの目的に合致し最も貢献できる、次の 5 の重点分野の相互関係と相互依存性を考慮しています。 5 つの分野とは食品システム1、自然、気候、循環型、社会の持続可能性です。

食品システムの図

テトラパックの持続可能性の優先事項

テトラパックは、5 つの重点分野の監視、管理、報告に引き続き尽力しています。 開示と透明性への取り組みの一環として、テトラパックは定期的に正式な独立した重要性評価を実施して、確実に、お客様、ビジネス、社会、環境にとって最も関連性の高いトピックに対処しています。 2021 年、テトラパックは独立系 ESG 顧問会社、Accountability と協力し、テトラパックが注力すべき最も重要な持続可能性のトピックを特定するために、Accountability の支援の下で重要性評価を更新しました。

2021 年の重要性評価でテトラパックのビジネスにとって最も重要であると特定されたトピックは、次のマトリックスのとおりです。優先順位とテトラパックおよび外部のステークホルダーとの関連性に応じて、項目が強調表示されています。 2021 年度重要性の更新は、GRI の枠組みに沿ったテトラパックの 2019 年の評価の上に築かれ、テトラパックサステナビリティレポートの根幹となっています。

重要な項目を示す表

このマトリックスは、テトラパックと社外のステークホルダーとの関連、および優先順位と適時性のレベル(REMAIN IN FOCUS(注視の継続)、INCREASED VISIBILITY(可視化の強化)、NEW AND FURTHER ENHANCED ASPECTS(新たに強化すべき項目))に従って、最も重要な部分を視覚化しています。

テトラパックは、アプローチの柱、食品、人々、地球にそれぞれ最も関連する SDGs の目標も割り当てました。 これは、SDGsを重視して、テトラパックが 2004 年から参加している国連グローバル・コンパクトとその 10 の原則に対する現在進行中の責任の上に構築されています。 

持続可能性を企業戦略と事業に組み込むテトラパックの方法

持続可能性は、テトラパックの Strategy 2030(戦略 2030)の 4 つの柱の 1 つで、これは、これからの 10 年間、テトラパックの指標となります。 社内の持続可能性への変革の一環として、テトラパックは、9 つの事業部門すべてに持続可能性を完全に組み込み、テトラパックの従業員全員が持続可能性を一層深く理解して、実践し活動できる文化を確立するために必要な機能、プロセス、システム、データを導入してます。  テトラパックは、環境および社会の持続可能性の進捗状況を継続的に監視し、目標と行動を見直して、それらがテトラパックの目標を達成し、ベストプラクティスと最新の科学に沿っていることを確認します。

テトラパックの持続可能性リーダーシップ

大きな目標、目的、コミットメントを含むテトラパックのサステナビリティ全体の方向性は、テトラパック・グループのサステナビリティおよびコミュニケーション担当執行副社長が議長を務めるサステナビリティ & コミュニケーションリーダーシップチームによって主導され、テトラパックの社長兼 CEO が議長を務めるエグゼクティブリーダーシップチーム(ELT)によって統括されます。  

会社組織図

持続可能性のアプローチを検証するテトラパックの方法 

検証は、テトラパックの持続可能性プロセスにおいて不可欠です。 テトラパックの実践と実績は外部で検証され、テトラパックのスコープ 1、2、3 の温室効果ガス排出量のデータは 2013 年以降、第三者による限定的な保証を受けています。テトラパックのサステナビリティレポートは、最も広範な基準である GRI スタンダードに従って作成され、持続可能性報告のための国際的な独立した枠組みが採用されています。  テトラパックの GHG インベントリレポートと 2022 年度 GRI コンテンツインデックスをご覧ください

テトラパックには、その事業内だけでなく、様々な業界とさらにそれら業界を超えて、持続可能性戦略について会社に助言する、2020年に設立されたアドバイザリーパネルがあります。 このパネルは 6 人の独立した外部アドバイザーで構成されていますが、彼らは、世界で最も持続可能な食品用容器2の開発という究極の目標を含む、テトラパックの持続可能性な目標を達成するうえで役に立つ先駆的なサステナビリティアジェンダを形成し、周知するために必要と考えられる幅広い経験と専門知識に基づいて選出されました。

持続可能性に向けた行動

Overview of Circularity, Biodiversity, Food and Climate

Go nature. Go Carton.

テトラパックの大きな目標は、食品・飲料業界の持続可能性への変革をけん引することです。 体系的な変化を実現するためのテトラパックのコラボレーションで私たちを導く優先事項を探ります。

Artistic illustration woman and people in various situations

食品の未来に向けて

誰もがどこでも安全で、栄養価の高い食品を入手できなければなりません。 私たちは、行動、製品、ソリューションを通じて、安全で持続可能かつ強靭な食料システムへの移行支援に取り組んでいます。

1「食品システム」という用語は、食品の製造と消費に関連するすべての要素と活動、および経済、健康、環境への影響を含め、それらの影響を指します(OECD、https://www.oecd.org/food-systems2023)。

2これは、責任を持って調達された再生可能な材料やリサイクル材のみで作られた紙容器を作成することを意味し、地球の気候、資源、生物多様性の保護と修復に役立ち、カーボンニュートラルな製造と流通に貢献します。また、紙容器は便利で安全であるため、活力のある食品システムを実現するうえで役立ちます。しかも完全にリサイクル可能です。