使用済み紙容器のリサイクル

当社では、事業の環境および社会に対するより広範な影響について常に考えており、使用済み紙容器のリサクルは未来への投資であると考えています。 リサイクルされた飲料用紙容器は新たな命を与えられ、私たちは天然資源を守り、気候への影響を低減し、地域社会に貢献することができます。

リサイクル率を倍増させる目標

使用済み紙容器のリサイクルは、テトラパックの環境課題における重要な要素です。 2010 年、テトラパックでは 2020 年までにリサイクル率を 40% に倍増させるという目標を立てました。以降、毎年リサイクルされるパッケージの割合を 20% から 25% へ、リサイクルされるテトラパックの紙容器の数は 2010 年の 320 億個から 2016 年には 470 億個まで引き上げることに成功しました。 

リサイクルの成功の定義

これまでの取り組みの中で、市場が異なればニーズや成熟度も異なるということがわかりました。 そのため 1 つの指標に的を絞るのではなく、全体的な目標に対してどの程度うまくやれているかを検討していく必要があり、それによって競争性を維持するとともにお客さまのニーズにも応え続けることができます。 リサイクル率は依然として妥当な基準ですが、今後は全世界におけるリサイクル率が当社の主な目標となることはありません。

そのため 2017 年には、当社の目標を反映しつつ、その地で重要であることに注力でき、市場に合った新たな一連の基準と目標を導入しました。 これは全社的なリサイクル業務を測定するためのより深く包括的な方法であり、将来の目標を設定するための確固たる基盤です。 この新たな基準では、リサイクルを推進するための全世界の団体との共同作業、意識向上キャンペーンへの投資、お客様との共同での宣伝活動、公的な支援活動プログラム、リサイクル拠点へのアクセスの確保、リサイクル能力の向上など、さまざまな領域における業務内容を測定します。 将来には、こうした新しい基準について報告を行っていく予定です。 

「これは当社がリサイクル活動の進捗の追跡方法について、これまでに行った最も大きな変更の 1 つです。 これは当社の世界的なリサイクル プログラムが到達した成熟度を反映していると思います。」 Mario Abreu、環境部門副社長

リサイクルの実施方法

アセプティック紙容器の各層を構成する紙繊維、ポリマー、アルミニウムは、比較的簡単な技術を使ってすべてリサイクルし新たな製品に変換することができます。これにより、埋立地に送られる廃棄物の量を減らし、資源の需要を低減することができます。 テトラパックでは、リサイクルする材料に応じてリサイクルを次の 3 つのカテゴリに分類しています。

  • 紙繊維のリサイクル - 当社の紙容器に含まれる紙成分を使用して、新しい紙製品の原材料となるパルプを生成します。
  • ポリアルのリサイクル - 当社の紙容器に含まれるポリマーおよびアルミニウムを、併せて、または個別に原材料にします。
  • 紙容器全体のリサイクル - 紙、プラスチック、アルミニウムに分けることなく、紙容器全体を使用して新製品の原材料を生成します。

どのリサイクル方法を選択するかは、市場によって異なります。強力な市場がなければ、容器を回収リサイクルした材料から製品を作るインセンティブがありません。 当社ではできるだけ多くの機会にできるだけ多くの資源をリサイクルするようにしており、それができない場合は、熱、電力、または燃料として回収するよう目指しています。 現在は、全世界でテトラパックのパッケージの約 11% がこのエネルギー回収のプロセスに回されています。 

バリューチェーン全体でのリサイクルの推進

リサイクルを推進および奨励する当社の活動はリサイクルのバリューチェーン全体にわたっており、例としては以下のようなものがあります:

廃棄物管理会社、リサイクル事業者、地方自治体、業界団体、装置サプライヤーなどとの連携は当社のアプローチにおいて不可欠です。

リサイクル回収箱

回収と分別のインフラを支援する

堅牢なインフラを構築することとは、官民両方のパートナーと協力して回収とリサイクルの機会を提供すること、リサイクル製品の市場を開拓すること、そして法整備に関する話し合いに貢献することです。 世界中には、廃棄物の処理方法やリサイクルの対象についてさまざまな規則や規制があります。 当社はすべての市場でテトラパックの容器の回収とリサイクルを増加させたいと考えており、各地域の規制、インフラ、慣行を反映したアプローチを採用する必要があります。

リサイクルされた紙

需要の創出

需要がなければ、紙容器を回収してリサイクルした材料から製品を作るインセンティブがありません。 そのため当社では常に、使用済み紙容器とその構成要素を再利用できる新しい方法を模索し、リサイクル包材から製作できる収益性の高い新製品を特定するため、研究とテストを行っています。

また同時に、リサイクルした材料そのものと最終製品の両方の促進に取り組んでいます。 市場の需要は、回収とリサイクル製品の製造の両方にとっての強いインセンティブであるため、当社ではリサイクル業者にとって収益性の高いビジネス機会を生み出す手助けをし、リサイクル会社の成長と強力な回収インフラの構築の両方を間接的に支援しています。

リサイクル・ネットワーク

リサイクル・ネットワーク

使用済み飲料用紙容器をリサイクルする企業は、家族経営の小さな事業者から多国籍企業まで多岐に及んでいます。 飲料用紙パックは現在、世界中のおよそ 80 か国でリサイクルされていますが、回収ソリューションやリサイクル・ソリューションはさまざまで、各市場の成熟度を反映しています。 英国、ブラジル、米国など一部の市場では、消費者が使用済み紙容器をリサイクルのためどこへ持っていけばよいか確認できるアプリを利用しています。

個々の国の当社パートナーについてもっとお知りになりたい場合は、現地のテトラパック・オフィスにお問い合わせください。

リサイクルに関する詳細について