誰もが食品が安全であることを期待しています。 そして、すべての人に、有害な細菌に汚染されていない食品を入手する権利があります。 人口増加による食料危機の懸念は、新型コロナウィルス感染症によって一層深まっています。 さらに、紛争、洪水や干ばつのような異常気象、インフレなどが、製造上の問題を提起しサプライチェーンをより一層複雑にし、その他の混乱も相まって食品システムを根底から揺るがしています。 誰もが安全な食品にいつでもアクセスできるようにするには、食品のバリューチェーンに関わるすべての関係者が、それぞれの役割を果たす必要があります1。
すべての製造パラメータを管理して汚染や品質の低下を防ぐことは、食品の安全にとって不可欠です。 そのためにテトラパックでは、食品メーカーが収益性を維持しながら食品の安全性と品質の高い基準を達成できるよう支援することに力を入れています。
1952 年以来、テトラパックは、物理的な損傷、熱、光、有害な細菌汚染から食品と飲料を守るための食品加工処理と容器包装の可能性を模索しています。
無菌充填技術と包装の第一人者として、テトラパックはサプライチェーン全体を通して、食品の安全と品質を保証するために長い間支援し続けてきました。 テトラパックのアセプティック充填包装保存料や冷蔵なしで食品を保護できるテトラパックのアセプティック容器は、どんな遠隔地にあっても、増え続ける世界の人口に安全な食品を提供しています。
また、テトラパックは化学薬品を使用しない食品加工処理技術にも投資しています。 eBeam、 従来の技術よりさらに食品の品質と安全性を向上させます。
滅菌技術と微生物学の専門知識を、衛生設備とデジタル化された制御と組み合わせることで、国際的な食品安全基準に貢献することができます。
テトラパックは、食品製造ラインの運用全体の品質管理と診断ができるシステムを設計しています。 製造で使用されるテトラパックのコンポーネントは、お客様固有の要件を満たすとともに、国際的な衛生基準とガイドラインの要件も満たします。
テトラパックの食品の安全性に関するポリシーは、食品加工処理と容器包装のバリューチェーン全体で製品の完全なトレーサビリティーを可能にします。これにより、食品メーカーは、非効率な点を正確に把握し、より少ない投資から多くを獲得できます。
自動化のソリューションの開発、たとえばテトラパック® プラントマスターは、乳製品生産ラインの各ユニットから得られた情報を完全かつシームレスに統合した、工場全体を制御するシステムです。また同様に開発されているのが、テトラパック® Connected Packageです。これらの開発によりテトラパックのお客様は安定した品質と食品の安全性を確立できます。
1「食品システム」という用語は、食料の生産と消費に関連するすべての要素と活動、および経済、健康、環境への影響を含め、それらの影響を指します(OECD、https://www.oecd.org/food-systems、2023)。
2持続可能な食品システムとは、地球に好ましからぬ影響を与えることなく、食料を栽培、製造、加工、包装、流通、消費することを意味します。 OECD から取得 (2019)。 気候変動に関する活動を加速。 出典: OECD iLibrary
3プラスの影響により、テトラパックは、自社の労働力、テトラパックのサプライチェーンの労働者とコミュニティ、収集とリサイクルの労働者、気候変動と特に労働、差別、危険な労働条件ならびに持続可能な収入などの分野におけるネットゼロへの移行から影響を受けるバリューチェーンの人々にとって、確実により良い結果をもたらします。