テトラパックの戦略の基礎とリーダーシップの手法を提供することで、テトラパックのガバナンスの枠組みは、その目的を達成するために役立ちます。テトラパックは食品を安全に保ちどこでも入手できるようにし、大切なもの、 食料、人々、そして地球を守ります、という約束を果たします。 テトラパックのガバナンスの枠組みは、テトラパックブランドの約束を実現し関連する法規制を順守するとともに、テトラパックの倫理的で責任ある行動の指針になります。 この枠組みの実行にはエグゼクティブリーダーシップチームが責任を担い、コーポレートガバナンスオフィスおよび地域のガバナンス担当者とリスク担当者のネットワークがチームをサポートします。
テトラパックの責任に関する憲章は、テトララバル・グループ役員会とテトラパックの役割と責任の概要を規定しています。 この枠組みには他にも、関連する指針とリスク軽減方針を備えた包括的なリスク管理の手法およびシステムや、リスク管理とリスク対応の手順とプロセスなどがあります。
効果的で透明性の高い内部統制環境を確立するために、テトラパックでは、新しいガバナンスリスクコンプライアンス(Governance Risk Compliance、GRC)システムを導入しました。 これにより、リスクを管理する単一のプラットフォームを構築し、保証プロセス、評価、報告書とともに、リスク軽減の方針、手順、ならびに詳細な管理を1 か所にまとめることができます。
基本的価値観がテトラパックの企業文化を形成し社内外における従業員の行動を規定する一方、テトラパックの企業行動規範は、労働条件、差別、守秘義務、利害の衝突、財務報告、法の順守、腐敗防止、贈収賄、児童労働搾取、および環境問題に関する会社の姿勢を規定しています。
お客様と共に信頼と透明性を確立するために、また、テトラパックのサプライチェーン全体にわたる責任ある調達への取り組みの一環として、テトラパックでは、サプライヤー倫理データ交換(Sedex)、EcoVadis、CDP などの主要なサステナビリティ評価プラットフォームを取り入れています。
テトラパックは国連グローバル・コンパクト(UNGC)への署名以来、人権、労働、環境、および腐敗防止に関するその 10 原則の履行、開示、啓発を確実に実行しています。 テトラパックでは毎年コミュニケーション・オン・プログレスを提出し、国連に対しても、また森林管理協議会™(FSC™)、世界自然保護基金(WWF)、国連世界食糧計画(WFP)、Global Alliance for Improved Nutrition のベストプラクティス基準にも積極的に貢献しています。
1「食品システム」という用語は、食料の生産と消費に関連するすべての要素と活動、および経済、健康、環境への影響を含め、それらの影響を指します(OECD、https://www.oecd.org/food-systems、2023)。