2022-11-29

​​日本テトラパック
サステナビリティレポート 2022
(日本語抄訳)発行
持続可能な未来に向けた取り組みを加速

自社事業における温室効果ガス排出量を36%削減
エネルギーの80%を再生可能エネルギーで賄うことに成功

 

食品加工処理機器および紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーである日本テトラパック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:アレハンドロ・カバル、以下、日本テトラパック)は「サステナビリティレポート2022」の日本語版(抄訳)を発行、同社ホームページに公開しました。

テトラパックでは、1999年より「サステナビリティレポート」を発行し、持続可能な未来の実現に向けた目標に対する進捗状況を定期的に総括しています。2030年までに自社事業においてネットゼロ、2050年までにバリューチェーン全体においてネットゼロの目標達成に向け、様々な取り組みを継続して実施しています。最新版のサステナビリティレポート 2022の主要な点は下記の通りです。

1. 安全で回復力のある持続可能な食品システムへの貢献

  • 昨年は、植物由来の紙容器176億個と植物由来のキャップ108億個を販売し、化石由来のプラスチックと比較して96,000トンのCO2削減を達成。
  • 革新的な企業数社と提携し、潜在的に食品ロスとなり得る副産物を栄養価の高い商品へ転換、および代替タンパク質を使用した食品開発を推進。代替タンパク質は、従来のものと比べ、CO2排出量の削減が期待できるほか、土地や水の使用量をより大幅に抑えることが可能に。

2. 自然保護のための活動

  • 2022年初めにブラジルのNGO Apremaviと共同で、同国で先駆的な土地修復プロジェクトを開始。2030年までに最大7,000ヘクタールの土地を復元し、生物多様性の回復、炭素の回収、気候変動の緩和を目指す。

3. 気候変動への対策

  • 自社事業における温室効果ガス排出量を36%削減し、エネルギーの80%を再生可能エネルギーで賄うことに成功。
  • 2030年までに自社事業における再生可能エネルギーの使用100%を目指す。

4.循環型ソリューションの推進

  • アセプティック容器のアルミニウム層に代わるバリア素材開発を推進。さらに紙繊維ベースのバリア素材使用容器の市場テストを開始。常温で流通する食品用紙容器では初めての試み。
  • 500億個の紙容器の回収とリサイクルを支援するため、4,000万ユーロを投資し、循環型経済に貢献。

5.人々と地域社会に良い影響を与えるための取り組み

  • 学校給食プログラムを通じて、41カ国6,100万人の子どもたちにテトラパックの紙容器入り牛乳やその他栄養価の高い飲料を提供。

日本テトラパックのアレハンドロ・カバル代表取締役社長は、本レポートについて以下のように述べています。

「テトラパックは、ビジネスが前向きな変化のきっかけとなり、社会にとって長期的な価値を生み出すことができると信じています。テトラパック・グループ全体での取り組みに加え、日本国内では今後 2024年にかけて、紙容器の再生可能資源の使用率向上、紙容器の回収とリサイクルの強化、そして水とエネルギーの消費量削減により、より低いランニングコストと持続可能な製造を実現する食品加工処理と紙容器充填包装ソリューションの提案、という 3 つの分野に集中的に取り組んでまいります。私たちは、業界の関係各所との連携、協業を一層強化しながら、イノベーション、そして共にアクションを起こし、より持続可能な未来に向けて変革のスピードを加速させてまいります。」

テトラパックのサステナビリティレポート2022(日本語抄訳)は、こちらからご参照ください。

テトラパックについて 
テトラパックは、食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーです。世界160カ国以上のお客様のニーズを満たすため、安全かつ革新的で、環境に配慮した製品を提供しています。世界に約25,000名の従業員を擁し、業界での責任あるリーダーシップを果たすべく、持続的な事業経営に努めています。 


「大切なものを包んでいます(PROTECTS WHAT’S GOOD)™」というモットーは、「私たちは、いつでもどこでも安全な食品を入手できることを約束します」というテトラパックのビジョンを反映しています。更に詳しい情報につきましては、下記をご覧ください。 
ウェブサイト:www.tetrapak.com/ja-jp  

<日本テトラパックに関するお問い合わせ>
日本テトラパック 広報サポート エデルマン・ジャパン(今井、福浦)
MAIL: TetrapakJapan@edelman.com