2021-10-18

テトラパックの御殿場工場、
操業50周年を迎える

高付加価値・高機能商品の投入により製造量が過去10年で25%増加

50 anniversary gotemba logo

食品の加工処理機器および紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーである日本テトラパック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ヘンリック・ハウゴー、以下、日本テトラパック)の御殿場工場(所在地:静岡県御殿場市板妻、工場長:濱田英明)は今年10月、日本での操業50周年を迎え、同月15日には操業50周年を記念したオンラインによる社内式典が行われました。

御殿場工場は、1971年10月16日に日本の包材製造工場として操業を開始し、以来50年間安全操業を継続してきました。現在は従業員数約250名を有し、チルド製品用で屋根型のテトラ・レックス®容器や常温で長期保存可能なレンガ型のテトラ・ブリック®アセプティック容器を中心に、120種類以上の包材を製造しています。少子高齢化によって日本の市場規模が縮小傾向にある中、より付加価値や機能性の高い商品の投入により、同工場の製造量と売上は大きな伸びを見せています。

現在、国内で流通しているテトラパックの紙容器の95%が、御殿場工場で製造されています。国内の主な取引先は乳業・飲料メーカーで、100社、250工場へ包材を納品しています。日本の顧客の品質に対する基準は、世界でも一番高い要求レベルであるため、品質管理・チェック体制を徹底しています。また、韓国、米国、ロシアなどにも出荷され、同工場からの輸出量は2012年に比べて30%増加しています。

御殿場工場は環境面においても最先端の取り組みを行っています。既に同工場では再生可能エネルギーとしてグリーン電力を利用し始めています。また、テトラパック・グループの取り組みの一環として、御殿場工場もFSC CoC認証を取得しており、国内の取引先メーカーに対してもFSC認証マーク付き容器を採用頂いています。さらに2022年秋以降、植物由来ポリマーを使用したコーティングの包材を製造するための体制構築を図っており、更なる再生可能資源の使用率向上を目指しています。

日本テトラパックのヘンリック・ハウゴー代表取締役社長は次のように述べています。

「御殿場工場が操業50周年を迎え、非常に喜ばしく思います。御殿場工場はグローバルに展開する30か所の包材加工工場の一つです。過去半世紀にわたり、国内外のお客様に最先端の包材をご提供することで重要な役割を果たしてきました。今後もお客様にご満足頂ける革新的な製品をご提供するため、TPM(Total Productive Maintenance=全員参加の生産保全)手法に基づき、御殿場工場における製造能力の開発を継続してまいります。」

また、御殿場テトラパックの濱田英明工場長は、次のように述べています。

「御殿場工場が操業50周年を迎え、まさに感無量です。ここまで続けられたのも、従業員一人一人の日々の弛まぬ努力と、地域の皆様の長年に渡る温かいサポート、お客様からのご支援とご理解があってこそと身に染みて感じております。50周年を一つの節目として、これからも日本の皆様により安定した品質のパッケージ製品をお届けし、地域社会に貢献すべく、工場従業員一丸となって邁進してまいります。」

近年、工場の多くが人手不足で苦労する中、御殿場工場においては現場従業員の多くが地元出身者で、御殿場地域において働きやすい企業として高く評価されています。

日本テトラパック:ヘンリック・ハウゴー代表取締役社長(写真左)、御殿場テトラパック:濱田英明工場長(写真中央)、         御殿場工場外観(写真右)