2025 年 8 月 28 日

学びが日常業務の一部となった場合に企業に起こる変化

今年、73 カ国から約 18,000 人の従業員がテトラパックの第 5 回年次ラーニングカンファレンスに集結しました。これは、学びが日常業務の継続的な一部であることを示す、1 か月間にわたるイベントです。同じ会社で働く者同士が協力し、成長する仕組みに学びを組み込むことを目指しています。

「テトラパックでは、個人の成長は限られた人だけのものではありません。ドイツの事業所であれ、コロンビアの工場現場であれ、機会は平等に存在し、期待も同じです。自身の成長は自ら主導し、当社はそれを実現するための支援を提供します」と、人事能力開発・サポートセンター担当副社長の Yves Zerbib は説明します。

学びを共有する

テクノロジー、規制、グローバルな期待が急速に変化する中、時代に対応し続けるためには、課題を受け入れ、挫折から学び、新しいアイデアにオープンであることが求められます。ラーニングカンファレンスは、従業員の #Stayrelevant(時代への対応)を支援することを目的としています。これは、単に流れについていくという意味ではなく、個人やチームが学びを進化させ、新たなスキルを構築するための時間、ツール、インスピレーションを提供するということです。

AI や自動化からウェルビーイング、リーダーシップ、創造性、ストーリーテリングまで、幅広いセッションが組み込まれたこのイベントは、全員が自分の役割、可能性、適応能力について考えるきっかけとなるよう設計されています。

世界中のテトラパックの従業員がラーニングカンファレンスに参加

タイでは、チームは単に参加しただけではなく、グローバルプログラムを基盤としつつ、現地で意味のある形に発展させました。「私たちはラーニングカンファレンスを単に推進しただけでなく、自分たちのものにしたのです」とテトラパック・タイの Ratanasiri Tilokskulchai 社長は語ります。 

「部屋を用意し、部門横断チームを招き、大量のポップコーンを全員で分けました。そして、真の魔法はその後に続く会話の中で起こりました。アイデアが交わされ、疑問が投げかけられ、成長が現実のものとなったのです」。Yves 副社長は他の市場でも同様の光景を目撃しました。

「非常に賢明なリーダーは、このような場を設けることを大切にします。彼らは、その後の対話こそが学びを共有する場であり、文化が変わり始める場であることを理解しています。テトラパックが求めるのは、こうした非公式な場を通じて、公式な成長が定着することなのです。」

キャリアデーと探究心のある文化

2025 年に開始されたキャリアデーは、テトラパックの幅広い学習文化の延長です。従業員が自身の成長を振り返り、新しい可能性を探求するための現実的でアクセス可能な機会を創出することを目的としています。これはラーニングカンファレンスを補完し、個人の成長が単なる副次的なプロジェクトではなく、テトラパックの運営方法の一部であるという考え方を強化するものです。

ライブイベントでは、成長マインドセットのコーチングから、異なる部門を横断して異動したリーダーとのパネルトークまで、28 のセッションが行われました。最も人気を集めたセッションの 1 つは、パーソナルブランドを構築する方法についてでした。

世界中のテトラパックの従業員がオンライン会議に参加

「特定のキャリアパスやレベルにいる人だけでなく、あらゆる人にとって 機能するものを創りたかったのです」と Yves 副社長は語ります。「だからこそ、組織内のどの立場にいる人にもオープンでアクセスしやすいものにすることに投資しました。」 

これは、大規模な人材育成をグローバルに展開するという、テトラパックのより広範な目標を反映しています。成長の機会を広く提供し、あらゆる役職や地域にいる従業員一人ひとりが充実したキャリアを築き、成長するための有意義な機会にアクセスできることを保証する取り組みとなっています。

成長を個人に根付かせる

学びについて語ることは容易いですが、それを定着させるのは難しいことです。しかし、Ratanasiri のようなリーダーにとって、学びとリーダーシップのつながりは個人的なものです。

「私はこの成長文化の産物です。テトラパックの偉大なリーダーたちに導かれ、挑戦し、支えられてきました。キャリアプランニング、挑戦的な業務、拒絶さえもが、私を形作ってくれました。ここでの成長は本物です。私はそれを体現してきました。」

彼女は今、他の人々にも同じ環境を創り出すために働いています。しかし、特に謙虚さが深く根付いているタイのような文化では、意図的な努力が必要であることを認めています。「認められるのを待つ人もいます。押し付けがましく見られたくないのです。でも私は、尋ねることが許されるだけでなく、むしろ奨励されていることを示そうとしています」

これには Yves 副社長も同意しています。「強い学習文化は研修から始まるのではなく、マインドセットから始まるのです。そして、人々が信頼され、支えられ、見てくれていると感じるときに育まれるのです。梯子を渡して『登れ』と言うのではなく、適切な支援を受けながら自ら道を切り開ける環境を作ることが重要です。」

世界中のテトラパック従業員がラーニングカンファレンスに参加

学びの重要性

では、なぜこのような学びの機会は企業や求職者、お客様にとって重要なのでしょうか。

「単に仕事をより良くこなす方法を学ぶだけではありません」と、Yves は語ります。「それは、時代に対応し、インスピレーションを持ち続け、プロとしても個人としても成長し続ける方法を学ぶことです。それがイノベーションの原動力となり、人々が最高の状態で活躍する手助けとなるのです。」  

このメッセージはグローバルレベルだけでなく、ローカルチームにも関係しています。学びは個人の決断から始まり、日々のリーダーシップによって形作られるのです。

「キャリアは従業員自身の手に委ねられています」と、Ratanasiri は言います。「サポートは行いますが、最初の一歩を踏み出すのは従業員一人ひとりなのです」。それは新たな分野を探求すること、好奇心を刺激するセッションに参加すること、あるいは単に自分の進むべき方向について話し合うことかもしれません。こうして成長が始まるのです。

 

テトラパックの世界が紡ぐ様々なストーリー

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