ウクライナへのテトラパックの支援

人道支援をサポート

テトラパック、シデル、デラバルで構成されるテトララバル・グループは、ウクライナの人々と、戦火のために近隣諸国に移住を余儀なくされた人々の人道支援に 1,000 万ユーロを寄付することを決定しました。 また、テトラパックは人道支援団体と協力して救援活動を展開し、戦争の被害にあった人々へ生活必需品を配布しています。 ユニセフ、セーブ・ザ・チルドレン、赤十字、国境なき医師団などが、テトラパックのパートナーである支援団体です。

前述した寄付には、ウクライナと近隣諸国の子どもたちへの支援活動をしているユニセフとそのパートナーに渡される 100 万ユーロが含まれています。 ユニセフとそのパートナーの活動は次のとおりです。

• キーウ、ハリコフ、ドニプロ、リヴィウを含むウクライナの 9 つの地域にある 49 の病院に医薬品を届け、 40 万人の母親、新生児、子供たちの医療に充てる。
• また、包囲された地域に水や衛生用品も配布。
• 深刻な紛争地帯内で活動する児童保護移動チームの人数を増やし、これまでに 63 コンテナの救命用品を、必要とする 200 万人以上の子供たちに提供。
• さらに、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）、政府、市民団体と協力して、女性と子どもの保護を目的とした Blue Dots と呼ばれる避難所を設置。

テトラパックの寄付は、セーブ・ザ・チルドレンでもさまざまな形の救援に使用されています。 たとえばルーマニアでは、ウクライナから避難してきた家族や子どもたちを受け入れる国境のヘルプセンターの設置に使用されます。 このセンターでは、食料、水、ジュース、マスク、おむつ、ウェットティッシュ、おもちゃなどの必需品を配布します。 セーブ・ザ・チルドレンもセンターの敷地内にあり、6 ヵ所の受入れセンターで難民を支援し、実際、援助物資がルーマニア北東部の 4 つの難民キャンプに向かっています。 援助機関は、現金支給の支援だけでなく、子供たちが遊んだり心に負った傷から回復できるような子ども向けのスペースを設置しています。

ウクライナで食品供給を維持するお客様へのテトラパックの支援

戦闘はウクライナ国内のお客様の流通網と操業に大きな打撃を与え、それにより、ウクライナの人々が国内で食料を入手することが困難になっています。 テトラパックは、さまざまな課題に気落ちすることなく、従業員の安全を最優先にしながら、包材、スペアパーツ、サービスを提供することで、ウクライナのお客様が業務を継続するための支援に尽力しています。 包材は、紛争地域外の加工工場から再調整して配送されていますが、テトラパックではその製品やサービスをお客様に提供し続けるための代替方法を常に模索しています。

ウクライナのテトラパック従業員とその家族を支援

従業員とその家族の安全が、テトラパックの最優先事項です。 テトラパックは、グローバル対応チームと直接調整しながらウクライナの従業員と常に連絡を取り合い、必要な場合、国内の旅行セキュリティのパートナーと組んで避難支援を提供します。

また、すでに他のヨーロッパ諸国に移住した従業員と家族には、宿泊、食事、日々の必要経費などの一時金も提供しています。また子どもや両親とともに移住してきた従業員には、移住先の政府が提供する学校や収容施設などの情報も提供しています。

さらに、従業員支援プログラム（EAP）を設定し、テトラパックの従業員とその家族に、個人および仕事関連の問題に関するカウンセリングサービス、リソース、ならびに情報を 24 時間年中無休で提供しています。

近隣諸国からの従業員へのサポート

特に近隣諸国に避難したテトラパックの従業員の多くは、地域での援助をサポートするための組織的な募金活動に多大な貢献をしています。 地元の援助は、Polish Humanitarian Action（ポーランド人道支援）、ポーランドとハンガリーの赤十字、ウクライナ難民のための Voivodeship 人道援助プログラムなどの機関に届けられています。 これまでこの援助を通して、食品、衛生用品、医薬品などの必需品や毛布、寝袋などの繊維製品が提供されました。

テトラパックは、この戦争によって何百万人もの人が苦しんでいることに心を痛めています。そして一日も早くこの地域に平和が訪れるように願ってやみません。