2017-04-24
オランダ

環境に優しいチーズ工場

オランダのチーズメーカー、CONO Kaasmakers 社には、世界で最も環境に優しい乳業工場を建設するという、明確な目標がありました。 この志を実現するために、同社はテトラパックのような技術サプライヤーと密接に協力することにしました。

オランダの協同組合 CONO Kaasmakers は 100 年以上前に創設されましたが、そのミッションは非常に近代的です。 それは、フェアトレードに則った最高品質の美味しいチーズを製造し、動物の福祉と環境に最新の注意を払い、460 の酪農家に公平な牛乳価格を支払うというものです。 

時代遅れの機器

CONO Kaasmakers 社の既存のチーズ工場では 1980 年代の古い機器が使用されており、2015 年に EU による牛乳の生産制限が撤廃されるのに伴って協同組合傘下の酪農家から牛乳の供給が 15~20% 増える見込みでした。そのため、CONO Kaasmakers 社では既存の乳業工場に替え、全く新しい乳業工場を建設することにしました。

CONO Kaasmakers 社の CEO、Wim Betten 氏は次のように述べています。「100 年以上にわたって責任ある製造を行ってきた私たちの遺伝子を受け継ぎ、私たちは世界で最も環境に優しい乳業工場を作りたいと考えました。」 「この志を達成する目的で、持続可能なソリューションを構築するために、サプライヤーと連携することにしました。 連携には、人に関することで、知識を共有するという意味です。私たちはパートナーとともに、新しい酪農場の持続可能性を確保するだけでなく、牛からチーズまで、チェーン全体に環境価値をもたらしたいと思いました。」

協同組合は新しい乳業工場に 8,000 万ユーロを投資しました。 CONO Kaasmakers 社は、テトラパックを含む7つの企業や組織と提携し、これらの企業と組織は、2000 万ユーロを超える発注額の新工場の食品加工処理ソリューション一式の納入と設置を担当しました。

「私たちは、持続可能性を主眼にして、チーズの品質、衛生、食品の安全性、労働環境の安全性も重視した新しいチーズ工場を設計するために、テトラパックをパートナーとして選びました。」と、Betten 氏は述べています。 「私たちの新しいチーズ工場では、環境に適した方法で未来に貢献し、味覚の分野と持続可能においてリーダーであり続ける、完全に気候中立な運営を目指しています。」

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