2014-12-01

食品の安全性のすべての面における長年の経験

テトラパックは食品の安全性への取り組みにおいて広範な経験を持っており、この分野で多くの機能を開発してきました。 幅広い最先端の食品加工処理から容器充填包装技術、さらにはドイツのシュトゥットガルトにある先鋭の食品安全性研究所に至るまで、 「食品の安全を支え、世界のどこにあっても人々が安心して利用できるよう取り組みます」という当社のビジョンを実現するために特化したアジェンダを推進しています。

1961 年には、世界初の無菌充填機が発表されました。 この技術は食品加工業界を一変し、食品の安全性を促進する技術の開発においてテトラパックは世界のリーダーとなりました。

半世紀たった今、当社が食品の安全性で成し遂げてきた多くの道標やイノベーションを振り返ることができます。 そして当社を一躍有名にした無菌食品加工処理という技術は引き続きビジネスの中核を成しており、開発と改善の主な対象となっています。

「たとえば、特別な無菌コンポーネント、さらには水蒸気、窒素、または滅菌エアのバリアなどの全ラインナップを開発して、均一性、製品の品質、および製品の安全性を保証しています」とポートフォリオ管理加工処理ソリューションのディレクターであるイボンヌ・アンダーソンは言います。 「水、空気、水蒸気などのサービス メディアを洗浄可能な方法で設計することにより、その安全性を保証することも重要です。」

当然ながら、加工処理およびパッケージングのすべての機械は安全性を念頭に設計されており、すべてのコンポーネントと機器には食品への接触が認可された材質が使われています。 実際、ベビーフードなどの非常に繊細な製品では、製造ソリューションは医薬品の基準に近く、プロセスの均一性を保証するためにバリアや制御された衛生ゾーンが設置されています。

ドイツにある世界有数の研究所

テトラパックの食品の安全性に対する取り組みを物語っているのは、ドイツのシュトゥットガルトにある世界有数の小規模な食品科学研究所です。

「これらの研究所では、さまざまなパッケージングで使用される多種多様な材料に対して徹底的なテストが行われ、幅広い食品でも使用できるようにパッケージの安全性と適性を確認しています」と食品包装容器の安全とインタラクションのディレクター Gabi Pieper 博士は言います。 ここでの発見事項に基づいて、食品製造者は不適切な組み合わせを避けることができます。

研究所では徹底的な食品テストも実施しています。たとえば、食品の安全性の面で問題が生じた場合にテトラパックの顧客が依頼する分析などが含まれます。

これには迅速で信頼性の高いサポート以上のことが関係します。 分析後、当社では食品製造者の品質管理や品質保証プログラムに対して改善のアドバイスや推薦を行います。 このようなアドバイスおよび社員の認識を改善するための適性開発プログラムによって、今後同じような問題が生じるリスクを減少または排除します。

大学と当局とのコラボレーション 

食品の安全性における開発で最前線に立つために、同研究所では一流大学と協力および意見交換を行って、最新の学術研究から洞察を得ています。 同研究所は、米国食品医薬品局を始め、ヨーロッパおよび世界中のさまざまな保健機関とも連携しています。 これは法律に精通するためだけでなく、実際の経験から得られた知識を当局に伝え、法案の形成と導入に影響を与えるためでもあります。

「今起きている事柄を把握しているなら、お客様が今後生じる需要に応えられるようサポートすることができます」と Gabi Pieper は締めくくっています。

シュトゥットガルトの食品安全性研究所