2017 年 8 月 7 日

持続可能な森林管理について理解を深めるイニシアチブ

ブラジル: ソーシャルメディアキャンペーン

2016 年、ブラジルで流通したテトラパックの紙容器の中で、森林管理協議会(Forestry Stewardship Council™、FSC)ラベルがついた製品は実に 88% になります。 これは、テトラパックとお客様が協力して再生可能なパッケージングを推進し、消費者に地球の未来を守る賢い選択を促す取り組みをしている証です。

2017 年 5 月には、この取り組みをさらに進めるため、Tô de Olho(見守っています)というソーシャルメディアキャンペーンを実施しました。 このキャンペーンでは、持続可能な方法で管理・認定された原料から作った紙や、ブラジル産のサトウキビ由来のエタノールからできたバイオ素材ポリマーなど、テトラパックの紙容器に使用されている再生可能な資源の重要性について関心を集めました。

マレーシア: 森から商品棚、さらにその先へ

テトラパックは、責任ある調達を証明する FSCラベル付きの紙容器の購入促進キャンペーンとして、ビジネスパートナーの FSC Malaysia と「From the forest to the shelf and beyond (森から商品棚、さらにその先へ)」イベントを 4 日間開催しました。 イベントはショッピングモールで開催され、森から切り出された木が加工されて製品として陳列され、そして最後にリサイクルされるまでの FSC ラベル付きのテトラパックの紙容器の一生を消費者に見てもらいました。 キャンペーンの主な協賛ブランドは、Ace Canning、Amoy、Dutch Lady、Etika、F&N、Linaco、Malaysia Milk、Nestlé、Yeo’s でした。

中国: 先駆的な FSC イニシアチブ

テトラパックは 2010 年から、中国南部で FSC イニシアチブの先駆けである Tenchong forest farm を支援しています。 Tenchong forest farm は誰でも訪れることができ、FSC に関するあらゆる情報を紹介しています。 消費者、小売業者、メディアは、持続可能な森林が地域社会や環境に与える直接的なメリットと同時にビジネスバリューも創出できることを自分の目で確かめることができます。 2016 年までに、製品ポートフォリオに FSCラベル付き容器を導入したテトラパックの顧客を含め 80 人が訪れています。

台湾: 小学生の教育

Chinese Society for Environmental Education とのパートナー関係を結んでいるテトラパックは、小学校の生徒および教師向けに FSC 教育プログラムを実施しています。 このプログラムでは、対話形式のプレゼンテーションやゲームを通じて、FSC の価値や FSC 認定製品が持続可能な環境に寄与する仕組みを学ぶことができます。 2014 年に開始されたこのプログラムには、約 4,200 人の生徒と 360 人の教師が参加しました。 時を同じくして2014 年には 31% だったテトラパックの製品に占める FSCラベル付き紙容器の割合は、2016 年には 46% に増加しました。

インドネシア: 集結する FSC ビジネス

テトラパックは FSC と協力し、FSC ラベルについてインドネシアで初めてお客様との会議を開催しました。 12 社から 23 人のお客様が参加して、FSC ラベルの付加価値について活発な議論が交わされました。 FSC ラベルを導入した国内のティッシュペーパー製造会社から、導入プロセスを通して環境へのメリットを実感したというコメントもいただきました。