安全で持続可能な、そして強靭な食品システムへの移行を実現するための野心と目標。

食品加工と紙容器業界は、世界人口の増加と食生活パターンの変化がもたらす課題に対応する、より効率的で持続可能な、そして強靭な食品システム 1 を形成する上で重要な役割を担っています。 テトラパックは、160カ国に展開する世界有数の食品加工・容器包装ソリューション企業として、グローバルな食品バリューチェーンに関する幅広い専門知識を備えており、それにより、利害関係者とともに変革を推進していくことができる唯一の立場にあります。 また、テトラパックは、食品システムを変革し食品を前進させるうえで、政府の利害関係者、政策立案者、業界の利害関係者、顧客、主要なオピニオンリーダーと連携することを誇りに思っています。

私たちは、Food and Land Use Coalition 2 が提唱する食料と土地の変革のための重要な転換に準拠して、変革に向けた私たちの 4 つの道筋と連動したロードマップと測定可能な目標を設定しました。

食品システムの目標

blue line

より持続可能な乳製品への移行を実現 3


① 2030 年までに、テトラパックの常温乳製品加工処理装置の温室効果ガス排出量を 50% 削減する。

2019 年を基準

②2030 年までに、テトラパックのデイリーハブプロジェクトのお客様プロジェクトで 100,000 戸以上の小規模自作農家を育成する。

2011 年を基準

pink bar

新しい食料 4 資源のための改革


③ 2030 年までに、植物由来の新しい食品加工処理装置と技術の販売を 3 倍にする。

2023 年を基準

orange bar

食品ロスと廃棄物を削減する


④ 2030 年までに、ベストプラクティス食品加工処理ラインで製品ロスを 50% 低減する。

2019 年を基準

green bar

持続可能な紙容器を利用して安全な栄養へのアクセスを拡大5


⑤ 2030 年までに、テトラパックの常温容器包装ソリューションを利用して、世界中で栄養価の高い安全な食品へのアクセスを 20 億リットルに増やす。

2022 年を基準

目標 1

2030 年までにテトラパックの常温の乳製品加工処理装置の温室効果ガス(GHG)排出量を 50% 削減する。

 

食品加工処理は、安全でより持続可能な乳業3業界を実現する鍵となる、乳製品バリューチェーンの重要な部分です。 乳製品製造における効率的な加工処理技術は、牛乳の保存、価値の高い製品の創出、資源効率の向上で重要な役割を果たします。 また、これらの技術は、製造におけるエネルギーと水の消費量、さらには食品ロスを削減できる可能性があります。

 

テトラパックは、気候変動対策を加速し、乳製品分野全体で温室効果ガス(GHG)排出量を削減することを目的とした「乳製品ネットゼロへの道」気候変動イニシアチブ 6 に署名しています。 この取り組みの中で、テトラパックが主導する世界的な乳製品加工タスクフォースにより、より幅広い乳製品バリューチェーンやお客様の協力のもと、乳製品加工処理における温室効果ガス排出量をさらに削減するために必要な革新的なシステムと技術を模索しています。

 

テトラパックでは、その装置から排出される温室効果ガスを削減するためのいくつかのイニシアチブとソリューションが進行中です。 これには、テトラパックの加工処理ポートフォリオへのエネルギー効率の良いユニットやラインの展開を加速することが含まれています。さらに、加工処理装置、ライン、工場のエネルギー効率を向上させるイノベーションも進行中です。

 

また、テトラパックでは、サービス、最適化された低炭素技術ソリューション、製品、イノベーションを通して、温室効果ガス排出ネットゼロ、廃棄物ゼロ、水利用の最適化を推進するためにお客様を支援しています。

 

2019 年を基準

乳製品ライン

目標 2

2030 年までにお客様のデイリーハブプロジェクトで 100,000 戸以上の小規模自作農家を育成する。

 

国際農場比較ネットワークによると、現在、世界で生産される 9 億 2,000 万トンの牛乳のうち 3 億 7,700 万トンが小規模自作農家によって生産されています。 これらの農家は、牛乳収集のインフラ、技術、農場管理のベストプラクティスに関する知識の不足により、正規の市場へのアクセスが制限されるなど、多くの課題に直面しています。 これらの課題すべてが、彼らの収入と収益性に影響を与える可能性があります。

 

デイリーハブプロジェクトは、小規模自作農家が生乳生産量、品質、収益性を向上させ、動物福祉にも配慮できるよう支援する共同プロジェクトを通じて、持続可能なバリューチェーンの構築を支援することで、彼らの課題に取り組んでいます。 テトラパックのデイリーハブモデルを通じて、食品および飲料メーカーは、小規模自作農家にトレーニングサービスと冷却インフラ技術へのアクセスを提供することで、地元で生産された高品質の牛乳の長期供給を実現できます。

 

2011 年以来、テトラパックが支援したデイリーハブプロジェクトは 22 件になりました。参加した酪農家は 67,000 軒以上に達し、そのうち 97% が小規模自作農家です。

 

今後を見据えて、2030 年までにデイリーハブプロジェクトに登録する小規模農家を 100,000 人に増やすことを目標にしています。この目標は、2030 年までに持続可能な開発目標の 2「飢餓をゼロに」に従って、農業の生産性と収入の増加に貢献することです。

 

2011 年を基準

乳牛と農業従事者

目標 3

2030 年までに植物由来の新しい食品加工処理装置と技術の販売を 3 倍にする。

 

テトラパックは、植物由来の新しい食品分野で使用する、テトラパックの食品加工処理のプロファイルの開発と展開を通して、代替タンパク質と新しい食品資源の製造の拡大に貢献します。 この開発には、精密発酵とバイオマス発酵の加工処理技術が含まれています。

 

テトラパックは、新しい食品製造における革新的なスタートアップ企業と協力し、大量生産の試行機会、その結果の検証、事業展開を予定している市場のニーズと課題のインサイトの取得をそれらの企業に提供します。 同時に、様々な利害関係者との連携を深め、新しい植物由来の材料の開発も進めています。

 

2019 年を基準

ヌードルとサラダが盛られたボウル

目標 4

2030 年までに、食品加工処理のベストプラクティスラインで製品ロスを 50% 低減する。

 

テトラパックは引き続き、ポートフォリオとサービスの開発で食品ロスと廃棄物の削減を目標に据えて、2030 年までに食品加工のベストプラクティスラインにおける製品ロスを 50% 削減することを目指しています。テトラパックのベストプラクティスラインは、特定の製品、特定の処理能力で実証済みのソリューションを組み合わせて最適にセットアップされています。また、乳製品、アイスクリーム、チーズ、ヨーグルト、粉ミルク、加工食品や非炭酸清涼飲料などの用途向けにベストプラティスラインを開発しました。

 

テトラパックはまた、製造時の副産物を新しい原材料に変える加工処理ソリューションを研究し導入し導入しています。 テトラパックの全粒大豆のベストプラクティスラインでは、従来の抽出方法では豆乳の搾りかすのおからが廃棄され大豆の歩留まりが 60% だったのに対し、おからの廃棄がゼロになりました。また、Brewers' Spent Grain 用のテトラパックの特許取得済み殺菌技術が、この鋳造副産物を植物由来の飲料の液体原料に変ています。
 

2019 年を基準

食品加工処理装置

目標 5

2030 年までに、テトラパックの常温容器包装ソリューションを通して、世界中のあらゆる場所でアクセスできる栄養価の高い安全な食品を 20 億リットル増産する。5

 

アセプティックによる食品加工や容器包装は、傷みやすい液体食品を冷蔵や防腐剤を使用せずに、6 ~ 12 か月間、安全と風味を保ち、同時に色、食感、味、栄養を保持します。 2030 年までに、テトラパックの常温容器包装ソリューションを利用して、世界中で栄養価の高い安全な食品へのアクセスを 20 億リットルに増やす取り組みを続けています。

 

栄養価の高い食品へのアクセスを改善するには、コラボレーションが不可欠です。 1962 年以来、テトラパックは世界中の学校給食と栄養プログラムの開発に参加することで、社会と個人に価値を実証してきました。 テトラパックは引き続きお客様をサポートし、学校給食および栄養プログラムの開発において関連する利害関係者と協力し、子供たちや弱い立場にあるコミュニティに安全な栄養へのアクセスを提供します。

 

2022 年を基準

店内のカップル

食品の未来に向けて

誰もが、どこにいても、安全で栄養価の高い食品を入手できなければなりません。この考えは「プラネタリー・バウンダリー」を逸脱するものではありません。 テトラパックが、行動、製品、ソリューションを通じて、どのように安全で持続可能かつ強靭な食料システムへの移行を支援する取り組みを継続しているのか、ご覧ください。

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参考文献

1定義: 持続可能な食品システムとは、地球に悪い影響を与えることなく、食料を栽培、製造、加工、包装、流通、消費することを意味します。
OECD から取得 (2019). 気候変動に関する取り組みを加速。 出典: OECD iLibrary https://www.un.org/en/global-issues/population

定義: 食品システムとは、食品の製造、加工処理、流通・販売、調理、消費に関連するすべての要素(環境、人、投入、プロセス、インフラ、制度、市場、取引)と活動、および社会経済的・環境的成果を含むこれらの活動のアウトプットを包含するシステムです。 出典: 世界食料安全保障危機に関するハイレベル タスクフォース (HLTF) (un.org)

2Food and Land Use Coalition | World Resources Institute (wri.org)

3定義: 持続可能な乳業とは、製造と加工処理に技術、設備、ベストプラクティスを導入することで温室効果ガスの排出を削減し、栄養の安全を守り、明日の 10 億人の暮らしを維持すると同時に、私たち全員の未来の確保に貢献する乳業と定義されます。 Global Dairy プラットフォームの続きを読む

4新しい食品資源とは、人が消費するものとしての歴史が浅い食品成分、または革新的な新しいプロセスで作られた成分を広く指す用語です。 「ノベルフード」とも呼ばれます。 正確な法的定義は地域によって異なります。

5 ヘルススターレーティングシステムに従って評価された、包装された食品の栄養プロファイル

6https://www.tetrapak.com/about-tetra-pak/news-and-events/newsarchive/dairy-processing-task-force-announced