CEO の見解

持続性に関する長期的な成長を強化し、機運を高め、安全で持続可能な将来に向かって行く当社のあり方について当社社長兼 CEO の Dennis Jönsson が説明します。

今後の道のりを確立する

PROTECTS WHAT'S GOOD™ (大切なものを包んでいます) は当社のブランドの約束です。 これは、当社の核となる目的である食品保護に基盤を置いたものです。しかし、 同時に、人々を保護することや、当社のビジネス、お客様のビジネス、地球の将来を保護することにも つながります。 それは、日々当社を導いて動機付けしてくれる約束であり、 当社のビジネスや当社を取り巻く世界が変化を続ける中で、 当社ブランドの約束は新しい意味を担い続けます

このレポートでは、 当社の戦略が、当社にとって最も重要な問題、 そして、当社が影響を及ぼし得る国連の持続可能な開発目標(SDG)にどのように対応付けられているかがわかります。 SDG は 極めて重要な共通のフレームワークをあらゆる業界やセクターの組織に提供してくれます。 それによって、それらの組織が協力してより明るい将来を作っていくことができます。 この仕事は、 当社が 2004 年から参加している国連グローバル ・コンパクトと その 10 の原則に対する継続的責任にも立脚しています。

最近植えられた木

持続可能性については、 テトラパックは、パートナーと協力して環境パフォーマンスの新しいベースラインを確立するという評価を 苦労して手に入れました。 当社は環境への影響を可能なかぎり低くして紙容器を製造するように努め、 パッケージで使用する化石由来資源のプラスチックを低減して 再生可能な資源の使用を増やすことに 取り組んでいます。

反プラスチック的な意識が世界的に強まって きています。近年最も注目を集めているのは 海洋汚染です。 当社としてもプラスチックのポイ捨てに対する対策が緊急に必要であると 認識しています。当社では 2 つの具体的な側面の問題に対する対策に 取り組んでいます。

1 つには、廃棄物管理とリサイクルに関する 世界のインフラストラクチャの大幅な改善を推進するイニシアチブをサポートすること、 そして同時に、リサイクルの重要性とポイ捨ての影響に関する消費者の理解を 高めることです。

もう 1 つは、プラスチックのポイ捨てを減らす 新しいパッケージング・ソリューションを見つけることです。 現時点で当社が注目しているのは、プラスチック製のストローを備えた 小型容器です。 これは非常に人気がある形状であり、市場にある他のほぼあらゆる小型容器よりも プラスチックの使用量も少なくて気候の影響が小さなものです。 ただ他の形状に変更するだけでは環境に優しいソリューション とはいえません。 したがって、当社の考えているのは、プラスチック製のストローを紙製のストローに変えるか、 切り離しできないソリューションを見つけることです。 これは 非常に簡単なことに聞こえますが、決してそうではありません。 そのようなイノベーションの開発、検証、工業化にはおそらく数年かかるでしょう。

その間に、プラスチック廃棄物に取り組む方法を 探し続けていきます。 当社は循環経済のための EU のアクション プランを積極的に支持しており、 2018 年 1 月 に EU のプラスチック廃棄物削減戦略の支援を 公約しました。 すなわち、当社は再生可能な原材料由来のプラスチックの使用量を大きく増やし、 業界パートナーとの協力でヨーロッパ全体にソリューションが確実に配備されるようにし、 それによって飲料紙容器のすべての部品が完全にリサイクルされるように とりわけ力を入れてきました。

もちろん、変化は内部だけで行っているわけでは ありません。 当社は、同様の点を重視するお客様のためにも 持続可能なビジネスの最前線に立っています。 2018 年、テトラパックはCDP サプライヤー気候変動 A リストに 再び名を連ねました。 当社の事業とサプライチェーンにおいて 気候変動軽減の取り組みを進めて当社の実績データを明らかにすることによって、 お客様の持続性目標に貢献することができます。

世界中の食品を安全にして入手可能にすることは、 当社ビジネスのもう 1 つの重要な優先事項です。 ケニアにおいて、当社は 草分け的な官民開発連携に取り組んでいます。 ケニアの乳製品開発を拡大し、ケニアで高まる乳製品に対する需要に 持続可能な方法で応えるための取り組みです。

一方、もう少し身近なことを言えば、 2017 年に、当社の新しい多様性と受容性の審議会が行動プランを作成しました。 多様性が重要かつ明白であって多様性のもたらす利益が評価されるような 労働文化の計画を確実に実現するためです。 その結果、当社は、現在、戦略とロードマップを しっかりと持つことができています。

これらの業績を誇らしく思いますが、 当社にできることはまだ他にもあります。 昨年前半、当社は持続可能性フォーラムを立ち上げました。 当社の集団的な専門知識と経験を取りまとめ、 目標に向かって大きく大胆に進んでいくためです。

このレポートでは 持続可能性に対する当社の包括的バリューチェーン アプローチについて説明し、 当社の 3 本柱である食品、人々、将来に対応する章でそれをスケジュール化しています。

食品を守る

食品を安全にしてどこでも手に入るようにするという当社のビジョンは、 明確かつ強力に継続しています。 食品加工、およびパッケージング ソリューションは、 食品の安全性、品質、風味、栄養価を提供し、 品質保持期間を延ばします。 テトラパック パッケージの食品は、冷蔵や防腐剤を使用しなくても 輸送して数か月保管することができます。 これによって 食品に対するアクセスが世界中で大幅に改善します。当社はこの可能性が現実のものになる ように活動しています。

昨年、当社はブルンジで 20,000 人の学童に対する牛乳の供給を支援しました。 これによって、健康、発展、就学という好循環が 作り出されます。 同様に、25 パーセントの子どもたちが 栄養のある食品を十分に摂れていないセネガルでは、地元の酪農家と協力することで より多くの牛乳が学校に届けられるように活動しています。 これによって、出席率がすでに 8.8 パーセント増加しています。 同時に、中国のパートナーとも協力し、 学校での牛乳の安全性に関する新しい基準を策定しています。

牛乳パックを取る

人々を守る

食品を保護することは人々を保護する一番の方法ですが、 当社のブランドの約束を守るためにやることはまだまだ あります。 テトラパックは当社の人材を保護して力を持てるようにすることで、当社の活動地域の コミュニティを支援することを希望しています。

テトラパックの成功が当社の人材のおかげであるという事実は 決して誇張ではありません。 より具体的には、この成功は当社の従業員の多様性に 根ざしており、その多様性は今後も当社に力を与えてくれるでしょう。 当社の ビジネスの健全な将来は、当社が採用して研修する若い人材も その基盤となります。

当社の未来の人材プログラムでは、2017 年に 172 人の新卒採用に成功しました。 今年はさらに 218 人を採用できる見込みになっていることを うれしく思います。

健康、安全、衛生に対する当社の長期的な取り組みによって、 当社は目標の実現に向けて前進を続けています。 2017 年、 当社は地域の健康と衛生プログラムの詳細な分析を実施しました。 2018 年は仕事中の騒音や精神衛生について重点的に取り組みます。

紙容器を扱う従業員

未来を守る

テトラパックにとって、この地球の将来を守ることは、 お客様の現在と今後の成功を確実にすることと不可分です。 パッケージング、加工処理、サービス ソリューションにおいて資源を最適に利用する 企業として、循環性における当社の立場は、再生可能な資源、 確実な調達、そして少ない資源でより多くを成し遂げることを重視して構築されています。 すなわち、資源効率のよい製品とプロセスです。 この中で、当社はリサイクルにバリューチェーン アプローチを利用し、 広範囲にわたる関係者とのパートナーシップを作り上げ、 意欲的な目的に向けて進み続けています。

当社は、ビジネスとバリューチェーンの全体で 気候への影響を低減するように努めています。 当社の目標は、2020 年の影響を ビジネス成長と無関係に 2010 年のレベルに抑えておくことです。2017 年には温室効果ガス排出量を 13 パーセント下落させました。 パッケージの売り上げが 19 パーセント増加しているにもかかわらずです。 再生可能な電力の利用を増やすことがこの進展の重要な点です。 当社は現在、 50 パーセントの再生可能な電力を使用しています。すなわち、公約である RE100 を実現し、 2030 年までに 100 パーセントを実現できる見込みがあるということです。

最後に、責任ある消費と生産に向けた 取り組みでは、関係者との協力の下で人権、労働基準、 および環境の改善を推進し、腐敗を防止するための 努力を続けています。 すべての目的に対して当社は順調な進展を見せています。しかし、 私には、あるマイルストーンが見えています。 2007 年の最初のパッケージに 森林管理協議会™ (FSC™) ラベルを導入して以来、当社は、現在までに FSC ラベルの付いた容器を3500 億生産してきました。そのうちの 920 億は 2017 年単体で生産されたものです。 このような消費者とのやり取りによって、持続可能な調達のレベルを 業界全体および業界を超えて引き上げています。

リサイクル可能なビンや容器でいっぱいのリサイクル回収箱を運ぶ子供たち

安定した基盤から安全な将来へ

当社の持続可能性フォーラムは、 テトラパック全体を代表する 10 人の幹部から構成されています。 このグループが 当社の専門知識と経験を統合することで、当社のビジネス全体を進歩させています。 ニュースレターです。 当社は、食品加工処理、充填包装、サービスのソリューションを最適化することに今後も重点を置き、 それによって現在のお客様のために持続可能な価値を実現するとともに、 ますます環境の意識が高まるこの世界で、持ち運び可能なパッケージングの 今後の方針を決めていきます。

持続性に対する当社のアプローチは 当社の成長に幾度となく寄与してきました。また、お客様のニーズにも対応してきました。 そして、 改善の余地があればその機会を利用して学び成長していきます。 私は、 テトラパックの全員がこれらの業務の中に果たすべき役割があることを理解し、 そして、当社の将来の成功に向けての機運ができつつあることを私とともに感じて もらいたいと思っています。

当社ブランドの約束について