2019年08月29日
スイス、ローザンヌ

テトラパックがFSCラベル付き紙容器出荷5,000億個のマイルストーンを達成

テトラパックはこれまでに、FSC(森林管理協議会)のロゴ付き紙容器を全世界で5,000億個以上出荷しています。これは、責任調達を促進し、低炭素・循環型経済に貢献するという同社の取り組みにおいて重要なマイルストーンとなりました。

2007年にJ Sainsbury社との共同で世界初のFSC認証テトラパック®紙容器が発売されました。その後、FSCロゴ付きカートンの数は毎年着実に増加していき、その成長は過去3年間で加速しました。環境は消費者にとっての最優先事項であり、今後さらに重要なトピックになることが予想されます。テトラパックによる最近の環境調査によると、環境問題に関心を持つ消費者の割合はますます高まっており、消費者の2人に1人が、製品を購入する際に、環境ロゴの付いたものを選ぼうとしています。

商品購入の際に環境に関するロゴを探す消費者は増加傾向にあり、2013年には製品購入の際に常にまたは多くの場合環境ロゴを探すと回答した消費者の割合は37%でしたが、2019年には54%に増加しています*。

森林管理の最も高い世界的認証基準として広く認められているFSCのロゴにより、消費者はサステナブルな林業に取り組んでいるブランドを選択することができます。世界中の消費者の30%がFSCラベルについて見たり聞いたりしたことがあると答えています*。顧客とのコラボレーションは、サプライチェーン全体でサステナビリティを推進するための鍵となります。

Friesland Campinaのグローバルプラスチックおよび液体パッケージ調達マネージャーのIvan Pavic氏は、述べています。「テトラパックの成果は、2020年までに認定された板紙の調達率を100%にするという私たちの目標に貢献します。FSC認証の増加させることにより、森林破壊の原因とならない製品と世界的な二酸化炭素排出量の削減に関する私たちの主張を強化することができます。上流のトレーサビリティを向上させて、責任調達を増やすために、私たちはテトラパックと引き続き協力していきます」

「責任調達は、顧客との相乗効果が高まっている分野です」と語るのは、テトラパックのPepciCoグローバルアカウントディレクターのIgor Popovicです。「私たちはPepciCo社と、FSC認証取得率100%に向けたロードマップを設定し、今年初めにそれを達成しました。これらのアクションにより、両社はサステナブルな森林管理に貢献し、消費者に、このジャーニーに積極的に参加していただくことができます。」

テトラパックのサステナビリティ部門副社長のMario Abreuは語ります。「すべての事業で完全なFSC CoC(Chain of Custody/生産・加工・流通過程のトレーサビリティ)を取得したことで、当社はFSCラベル付きの紙容器を世界中のどこからでも供給することができます。気候変動と資源不足は、社会と食品業界に影響をおよぼしています。FSCは、SDG(持続可能な開発目標)の目標15に基づく「持続可能な森林の経営」を直接サポートすると同時に、他の14のSDGの目標達成にも貢献しています。今後は、すべてのサプライヤーがFSC認証の量を70%以上に増やし、維持していけるようにします」

環境改善を推進することは、テトラパックの戦略的優先事項の1つです。このアジェンダの一環としての当社の長期的な目標は、出荷するすべての紙容器にFSCラベルを付けることです。

*出典:テトラパック環境研究 2019年

詳細情報に関するメディア向けお問い合わせ先

Jane Jarosz, Tetra Pak, Tel: +39 059 89 8954

Judith Klusener, Edelman for Tetra Pak​, Tel: +44(0)2030472451

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