テトラパックが、気候への対応を加速させる新しい乳製品加工処理のタスクフォースをリード
スイス、ローザンヌ（2023 年 7 月 25 日） - テトラパックは、乳製品加工処理タスクフォースを立ち上げました。これは、乳製品加工処理における脱炭素化へのアプローチを改善するために乳製品セクター全体から意見を集めることを目的とした共同連合です。 この設立により、世界の乳製品セクターの乳製品ネットゼロイニシアチブへの道に対するテトラパックの貢献が強化されます。
テトラパックが主導する乳製品加工タスクフォースは、基礎研究の段階で、乳製品製造システムおよび地域全体で温室効果ガス（GHG）排出量をさらに削減するために必要な革新的なシステムと技術を調査します。 現在、乳製品製造は、世界の温室効果ガス（GHG）排出量の 2.7% を占めています1。
テトラパックは、より持続可能なソリューションの導入を推進することで、加工処理技術を常に最新の状態に保ち、業界全体でのベストプラクティスの共有共有を進めるために乳製品分野の重要な企業との協議を続けます。 新しいイノベーションと技術は、乳製品製造におけるエネルギーと水の消費量、さらには食品廃棄物を削減できる可能性が期待されます。
乳製品加工タスクフォースの主要な成果物は、各メンバーの貢献の潜在的な価値を最大化する努力の一環として、メンバーが参加するにつれて大きくなります。 タスクフォースの全体的な目的は次のとおりです。
- 乳製品加工処理から排出される温室効果ガス（GHG）の測定と低減
- 温室効果ガス（GHG）排出量を削減するベストプラクティスの作成と共有
- 確かな削減ソリューションの特定と実装
- 業界標準の持続可能性ガイドラインと報告フレームワークの確立、一貫性と共同目的の促進
世界の多くの地域で、乳製品は手軽に摂取できる主要な栄養源として重要な役割を担っています。2050 年には世界人口が 100 億人に達する2と予想される中、世界の食料システムにおける乳製品の役割は、さらに重要になります。 しかし、環境への影響の軽減は待ったなしの状態です。 そのため、タスクフォースでは製造量や栄養価を損なうことなく排出量をさらに削減し、安全で回復力のある食品システムにおける乳製品の役割を守るために何ができるかを具体的に検討する予定です。
テトラパックのプロセッシング担当執行副社長の Charles Brand は次のように述べています。 「乳製品は人々の経済面、食料安全保障、栄養に貢献する上で重要な役割を果たしていますが、長期的には持続可能ではない食料システムの中に位置しています。 テトラパックでは、持続可能な乳製品への移行を可能にすることが、持続可能な食料システム戦略における重要な道筋だと考えています。 テトラパックは、土地、水、エネルギーなどの限りある資源に対する圧力を軽減するために、サプライヤーやパートナーとともにお客様のパフォーマンスを最適化するよう継続的に取り組みます。 この乳製品加工処理タスクフォースの立ち上げは、テトラパックのアプローチをその事業内を超えて拡大し、業界のリーダーたちの専門知識を1 つに集結するでしょう。
「持続可能性は、業界としてテトラパックが取り組まなければならない重要な課題の 1 つであることは間違いありません。 これはコラボレーションによってのみ達成が可能で、乳製品のバリューチェーンの他の主要なメンバーの参加を推奨しています。 私たちは力を合わせることで、乳製品部門全体で実際の気候変動対策を加速することができます。」
Global Dairy Platform で常任理事を務める Donald Moore 氏は次のように述べています。 「乳業界は世界中で、増加する世界人口の需要を満たすために、持続的かつ責任を持って栄養価の高い食品を製造することに取り組んでいます。 しかし、気候変動の影響によりバリューチェーン全体がリスクにさらされています。業界として環境問題に対して迅速かつ戦略的に行動することが重要です。
「食品の製造および加工処理技術の効率、品質、安全性を向上させる革新的なシステムの世界的リーダーとして、テトラパックは実に、乳製品ネットゼロイニシアチブの加工処理コンポーネント部門のリーダーにうってつけだと思います。」
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1 k7930e00.pdf (fao.org)
2 https://www.un.org/en/desa/world-population-projected-reach-98-billion-2050-and-112-billion-2100
