テトラパックの第 26 回サステナビリティレポートでは、世界中の人々に安全な食品を提供しながら、スコープ 1、2、3 の温室効果ガス排出量を削減3したことを公表しています
スイス、ローザンヌ、2025 年 6 月 5 日 – テトラパックは本日、2024 年度のサステナビリティレポートを発表し、2019 年以降、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を 25% 削減したことを明らかにしました。これは、2023年比でさらに 5 ポイントの改善となります。自社事業内では、2019 年以来温室効果ガス排出量を 54% 削減し、自社事業における再生可能エネルギー消費量の割合が 94% に達しています。これにより、2030 年までに自社事業における温室効果ガス排出量のネットゼロの目標達成に向け、順調に進捗しています4。 さらに、これらの環境保全に向けた成果は、安全な食品を世界中に提供することで、人々の生活の向上と経済の強化を継続的に推進する当社の取り組みと密接に結びついています。
テトラパック社長兼 CEO、Adolfo Orive は、「2050 年までに世界人口は 100 億人に達し、食料需要が 60% 急増すると予測されています5。食料システムは現代の生活を維持するために不可欠ですが、世界の温室効果ガス排出量の 3 分の 1 以上を占めています。食糧生産の増加と環境への影響の低減という 2 つのニーズの間に高まる緊張は重要な課題となっています。テトラパックは、この課題の解決に全力を尽くしています。最新のサステナビリティレポートで記されているように、テトラパックは気候への影響を低減し、生活を改善しながら、より安全で持続可能な食糧システムを推進しています。お客様やその他の利害関係者の皆様と協力しながら、今後もその取り組みを続けてまいります」と述べています。
テトラパックの 2024 年度サステナビリティレポートに示された進捗状況では、当社は基準年である 2019 年と比較して、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を 46% 削減するという 2030 年の目標(スコープ1、2、3)に向けて着実に前進していることが示されました。これは、自社事業の脱炭素化におけるさらなる進展と、機器、技術、サービスの提供を通じてお客様の排出量削減を支援する取り組みがさらに 1 年間継続された結果です。このような進歩は、2019 年のベースラインと比較して、2050 年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量をネットゼロにする(スコープ 1、2、3)ために、サプライヤー、お客様、その他の利害関係者と協力するという当社の継続的なコミットメントも示しています。
2024 年のテトラパックのバリューチェーン全体での温室効果ガス排出量削減の進展に大きく貢献したのは、当社の資源効率の良い機器、工場全体の最適化技術、二酸化炭素排出量の少ない容器包装ソリューションでした6。 これらのイノベーションは、食品・飲料メーカーが競争優位性を維持しつつ、自社の排出量を削減するのを支援してきました。
たとえば、2024 年には、納入された常温保存乳製品ラインからの温室効果ガス排出量は、2023 年比で 13%、2019 年のベースライン比で 42% 減少しました。特許出願中の独自の Q 波型形状を採用したテトラパック® チューブ式熱交換器など、今年導入された新しい機器は、特に大きな影響を与えました。この設計により、圧力低下(つまり、チューブを流れる流体の圧力低下7)が 40% 低減し、(食品・飲料生産における滅菌や低温殺菌などのプロセスで使用される)熱交換器ポンプの電力消費量が、従来の市場をリードしていたモデルと比較して最大 40% 削減できるようになりました。その結果、お客様はエネルギーコストの削減とカーボンフットプリントの削減の両方から恩恵を受けることができます。
その他にも、テトラパックの 2024 年度サステナビリティレポートでは、以下のような注目すべき成果が共有されています。
2024 年度サステナビリティレポートがオンラインで閲覧可能になりました。
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Alexander Burley
テトラパックの Brands2Life
電話:+44 207 592 1200
tetrapakcorporate@brands2life.com
12019 年のベースラインと比較したスコープ 1、2、3 のGHG排出量
22019 年と比較したスコープ 1、2、出張
32019 年のベースラインより。
4スコープ 1、2 および出張について、排出量の削減と、残留排出と除去とのバランス調整を実施。
5世界経済フォーラム(2024 年) 再生と革新が、私たちの食料システムを守る鍵。出典:https://www.weforum.org/stories/2024/06/renovation-reinvention-food/
6Ifeu (2020)。欧州市場における飲料および液体食品のテトラパックの紙容器と代替包装システムのライフサイクルアセスメントの比較 出典:Institut fur Energie – und Unweltforschung Heidelberg ACE (2021)。Circular Analytics:Supporting Evidence – Environment Performance of Beverage Cartons. 出典:ACE(the Alliance for Beverage Cartons and the Environment)。出典:テトラパックの LCA(ライフサイクルアセスメント)
7https://enggcyclopedia.com/2019/05/shell-tube-heat-exchanger-pressure-drop/
82025 SEAL Business Sustainability Awards においてテトラパックの「自然へのアプローチ」フレームワークが評価され、環境イニシアティブ賞を受賞しました。SEAL (Sustainability, Environmental Achievement and Leadership) アワードでは、大手企業がその専門知識を活用してバリューチェーン全体のパートナーを導き、協力することで自社の持続可能性目標を実現し、規制要件に対処する方法を示す業界をリードする事例としてテトラパックのフレームワークが高く評価されました。 https://www.tetrapak.com/about-tetra-pak/news-and-events/newsarchive/tetra-pak-wins-environmental-initiatives-award-at-seal-business-sustainability-awards-2025#:~:text=Tetra%20Pak%20wins%20Environmental%20Initiatives%20Award%20at%20SEAL%20Business%20Sust