「目立ちたい」というニード ステーツ

「目立ちたい」というニード ステーツとして知られる主要な動機は、人に良い印象を与えたい、自分を良く見せたい、そして品質の違いを理解した趣味の良い人物だと思われたいという願いです。 また、新たな興奮を体験したいという望みも動機として存在します。 「目立ちたい」というニーズで動機付けされる主な消費者世代は、やはりミレニアル世代のうちの 18 歳から 29 歳までで(他の世代と比べた指数は 116)、主に中国(21%)、南アフリカ、トルコ、メキシコ(各 20%)に多く、男性の方が女性よりも多い(男性 56% に対し女性 44%)という結果が出ています。

ニード ステーツの影響

弊社の調査では、世界の乳製品、ジュース、炭酸を含まない飲料の 17% が、あまり考えられることなく、普段の空腹や喉の渇きを和らげる目的で定期的に消費されていたことが明らかになっています。 テトラパックのグローバル消費インテリジェンス マネージャーのミケラ・ヴァラルタは、次のように説明します。「このような消費は、空腹を感じたくないというだけの理由でなされています。 弊社はこれを”ニードステーツの影響下にある状態”と呼んでいます。 消費者は飲料について深く考えずに消費すると同時に、自分の思うように消費していると感じているのです。」調査によると、みずから選択する飲料の消費で特に割合が高かった年齢は、30 ~ 49 歳でした。また、男女比は 47 対 53% で、全体の消費における割合で最も高かったのは、スペイン(28%)、フランス(24%)、南アフリカ、日本、およびブラジル(21%)でした。

「活力を高めたい」というニード ステーツ

活力を求めるのはアスリートやスポーツ マニアだけでありません。 活力を高める製品は、家事から在宅ワークまでその日のさまざまな活動のために利用されています。 テテトラパック グローバル機会に基づくニード ステーツの細分化調査では、活力を高めるための消費は、全面談者の乳飲料、ジュース、炭酸を含まない飲料の消費合計の 14% を占めていました。消費は自宅と外出先のどちらでも行われ、外出時の飲用消費は 112 で他のニード ステーツと比べて高い指標になっています。

「快適さ」というニード ステーツ

弊社の世界的リサーチによれば、乳飲料、果汁飲料、非炭酸飲料の全飲料消費の 14% は「快適さ」のニーズを満たすためのものです。 すなわち、快適さとは、日常の煩わしさから逃れて自分だけの時間を作って穏やかな気持ちでリラックスすることです。 外部との接触を断って気ままに過ごすことです。 また、バランスを取り戻そうとする欲求や必要性の問題でもあります。 暖かい日にひんやりとして爽やかな渇きをいやす飲料を選んだり、または落ち着いてゆったりと仕事や日常的な作業に取りかかれるような機能性を備えた飲料を選んだりすることがあります。

出典: テトラパック グローバル機会に基づくニード ステーツの細分化調査、2017年