粉末用テトラパック® エアジェットクリーニングシステムで高速洗浄が実現したテトラパック® パウダーミキサー B

粉末用テトラパックエアジェットクリーニングシステムは、業界で最速のドライ洗浄テクノロジーです。清掃のための稼働停止時間を短縮することで、全体的な操業コストを大幅に削減します。

粉末を背景にしたテトラパック® パウダーミキサー B

粉体同士を混合するミキサーは、食品生産ラインにおいて重要な要素で、メーカーが最も高額の投資をする装置の 1 つですが、これまでミキサーの洗浄には、多くの時間とコストがかかっていました。 そのため、テトラパック パウダーミキサー B のあらゆる要素が清掃プロセスの最適化を目標に設計されています。結果、清掃に必要な時間と労力を抑えます。

それでも、掃除機で掃除した後に布で完全にほこりを取り除く作業には、1 人のオペレーター で約 90 分かかります。 さらに、ミキサーを開くたびに、小さな粉塵が外部に放出され、多くの場所に付着、または爆発の危険がある領域が広がる可能性があります。

エアを使用した特許取得済みの洗浄方法

テトラパックは、この洗浄の課題に対応するために、エアジェットテクノロジーと呼ばれる革新的な技術を開発しました。この技術は、テトラパックパウダーミキサー B シリーズのすべてのモデルと他社ブランドのミキサーでオプションとして装備できるものです。 同様に、この技術は、ホッパー、エアコンベヤタンク、排出ユニットなどミキサー以外の粉末用装置に使用することもできます。

これは、エアジェットと真空による除去を組み合わせて使用するユニークな新しい技術で、特許を取得済みです。 ノズルから噴射される高速な圧縮エアを使用して、粉末粒子とステンレス鋼表面の間および粒子同士の間に起こる相互作用を防ぎます。 エアが粉末粒子を浮かせるため、真空システムを使用して粉末ミキサーから粒子を抽出できます。

このシステムは非常に効率が良いため、30 分足らずでエアジェットによるミキサーの洗浄が完了します。 粉乳を使った試験では、容量が 3,500 リットルのテトラパックパウダーミキサー B の表面に残った粉乳はわずか 50ml でした。 エアジェットテクノロジーを使用しない排出後の粉乳残留量 70 リットル(最小)と比較すると、洗浄能力は一目瞭然です。

エアジェット洗浄の後に残るわずかな粉末も除去する必要がある場合は、ミキサーを開き布で完全に拭き取ることができます。

洗浄サイクルごとに 1 時間、節約できます。節約した時間をより多くの混合に振り向けることができ、生産能力が向上します。 たとえば、乳児用調製粉乳の製造で 1 日あたり洗浄サイクルが 2 回の場合、平均的なオペレーターのコストの年間節約金額は約 50,000 ユーロになります。

排出中のフラッシング

排出中のミキサーをフラッシングし、粉末の残留量を低減するためにエアジェットテクノロジーを使用することができます。 排出でフラッシングを使用すると、 2,000 リットルのバッチ処理で、50 リットルも多くの製品が見込めます。 この数字が粉末混合メーカーの収益を増やします。

清掃が必要かどうかを素早く判断できる点検ハッチ

清掃が必要になる頻度は、製品の種類と 1 日または 1 時間ごとの混合量によって大きく変わります。 混合容器の両側に取り付けられた点検ハッチから、オペレーターは清掃の必要性を判断できます。点検する際に生産を完全に停止したり、ミキサーの内容物を排出したりする必要はなく、貴重な時間を無駄にすることがありません。

大型のドアとパドルの迅速な分解

清掃が必要と判断され実行する場合、ミキサーには電気と圧縮空気用のクロージャーとロックが付いているため、装置を素早く簡単に停止して安全な状態にし、安全かつ迅速に清掃できます。

大型のドアには、特許取得済みの人間工学に基づいたハンドルと、洗浄のために取り外し可能な高品質のシールが取り付けられています。 カンチレバー型シャフトが、素早い分解と、混合容器内の徹底した迅速な洗浄を可能にしています。 これらの格納式パドルシャフトは混合容器の外で簡単に洗浄でき、オペレーターは専用のツールやはしごを使用せずに、シャフトを手で回すだけですべてのパドルの表面を洗浄できます。

最も大きなサイズのパドルミキサーは、容器の中に入って洗浄する必要がありますが、それ他のサイズのミキサーでは、オペレーターは外部から容器のすべての表面にアクセスできるため、閉鎖空間での危険な作業はありません。  

混合容器内部は、上部が一番粉末のほこりが溜まりやすい場所です。 そのため、上部は角度をなだらかにしてほこりが付着しないように設計されています。 また、特許取得済みのウェットサンドブラストを容器内部の表面に施すオプションもあります。これにより、粉末が表面により残りづらくなり、清掃にかかる時間と労力をさらに削減できます。

新らしく特許取得済みの排出バルブ

テトラパックの特許取得済みの新型放出弁は完全に取り外しできます。さらに、人間工学に基づき簡単に外側に回せるようになっているため、数秒でハッチやシールに手が届きます。 この点が、業界の他のあらゆるソリューションと大きく異なる点です。業界の他のソリューションは各所がボルトで固定されているため保守時間が長く、分解にはフォークリフトによる補助が必要です。さらに、アウトレットを清掃するためにオペレーターがホッパー内部や装置の下に入らなければなりません。 ​

どれだけ節約できますか?

業界でもっとも短い清掃時間と稼働停止時間により全体的な操業コストを大幅に削減します。また洗浄時間を削減して得られた時間で収益性を向上させることができます。 テトラパックのプロダクトディベロップメントセンターをお訪ねください。エアジェットテクノロジーを装備したテトラパックパウダーミキサー B の実稼働を見ることができます。粉末用テトラパックエアジェットクリーニングシステムで削減できるコストについては、営業担当者にお問い合わせください。 

青い背景の粉末用テトラパックエアジェットクリーニングシステム

粉末用テトラパックエアジェットクリーニングシステムを使用して、洗浄サイクルごとに 1 時間短縮

パウダーミキサーを手動で洗浄するには時間がかかります。 エアジェットテクノロジーを使用したテトラパックの新しいドライ CIP では、洗浄は自動的に実行され、わずか30分で完了します。