750 万人近い人々が、酪農場、小規模自作農地、または家族だけで数頭の乳畜を飼育しながら生活しています。 国際農場比較ネットワークによると、現在、世界で生産される 9 億 2,000 万トンの牛乳のうち 3 億 7,700 万トンが小規模自作農家によって生産されています。 その牛乳の多くは加工されずに廃棄される場合が多く、小規模自作農家の市場へのアクセスは制限されています。 したがって、牛乳および乳業界は、バリューチェーンのすべての人々に仕事を提供したり収入が増加する方法を指導したりすることで、UN SDG 8(働きがいも経済成長も)に貢献する大きな可能性を秘めています。
テトラパックのデイリーハブモデルは、新興経済国で、現地生産された品質の高い牛乳を、収集コストを増大させることなく、確実に長期的に供給することを目指しています。 これは、小規模自作農家を乳業メーカーと結び付け、テトラパックが提供する技術や実地による実用的知識およびトレーニングを利用することで実現します。 また SDG のターゲット 8.2 を直接支援し、技術的なアップグレードとイノベーションによって経済的生産性のレベルを高めることで、SDG 8 の進捗状況が評価されます。 このモデルは、すでに世界中で、現地生産された牛乳の供給を促進し乳製品サプライチェーンの安定性を向上させています。たとえば、バングラデシュのデイリーハブに携わる小規模自作農家は、乳牛の牛乳生産量を 4.45 リットルから 10.8 リットル(143%)に増産することができ、さらに月収も 100 ドルから 144 ドルへと大幅に増加しました。